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小杉湯は「いつも混んでる」って、ほんと?

いつも小杉湯をご愛顧頂きありがとうございます。
今回のテーマはずばり「混雑と小杉湯」!

「小杉湯は好きだけど、いつも混んでるんだよなあ...」
店頭、Google Review、SNSなどでたびたび寄せられるこんな声。小杉湯に来てくださる方が多いという嬉しい証拠でもある一方、十分に疲れが取れなかったかなと心苦しく思うこともあります。

小杉湯は時間帯によって本当に様々な表情を見せます。沢山の人でにぎわう時間もあれば、静かに、穏やかに時が過ぎていく時間帯もあります。そして、にぎやかなお湯にも、しずかなお湯にも素敵なところはあります。

だけど、小杉湯のモットーのひとつは、
「開くのではなく、誰に対しても閉じない場所である」
ということ。静けさの中で落ち着くお客様に対しても、小杉湯という場を閉じたくない。

時間によって全く違う表情を見せる小杉湯だから、ご自身に合う時間帯で、もっと皆様に気持ちよくお風呂に入ってほしい。そんな思いで、小杉湯の混雑状況について分析してみました。皆さんと一緒に、小杉湯と人の集まり方について考えていけると幸いです。


ざっくり人の流れを熟練スタッフさんに聞いてみた!

平日

開店直後は常連さんでいっぱい。
14:00頃から毎日外で待ってくれてるお客さんもいるね。
平日の中で一番あいてる時間! ご飯前の時間にやってくるファミリー層もちらほらと。
19:00頃は夕ごはんを食べる時間だからちょっと空いてる気がする。
20:00ごろになると仕事おわりに入りに来る人が増えてくるかな。
地域の飲食店やお店を早めに閉めてくる人も多くて、
商店街を歩いているとよくお会いする方もこの時間が多いかな。
若い層が増えてきて、体感では一番混んでいる時間!
外食帰りの人が多いのかも。特に金曜はお客さんでいっぱい!
すっとなぜか人がいなくなる。明日も早いしね。
金曜日は例外で、華金帰りの人でとっても混雑してる。
駆け込みのお客さん。
近くで宿泊されている遠方からのお客さんなど、
初めて来られた方が意外と多い。
すぐ出られる人が多くて回転率は高めかな。

休日

開店直後は大盛況!
65歳以上が100円で入れる「ふれあい入浴」の仕組みを利用されるお客さんが多い。
あとは、「小杉湯となり」の朝喫茶とかのイベント目的で来られる方も多いかな。
お昼ご飯どきはとても穏やかな時間が流れてる。
番台でお絵描きとかしてたら「なに書いてるの~?」って聞いてくれる人もいるね。
漫画のある待合室に誰もいないことも。
全体的に丁寧な接客ができて嬉しい時間かな。
子連れのファミリー層、ゆっくりと午後を楽しむカップルの方が多い。
イベントをやってると遠くから来てくださる若い人もいる。
日曜は昼飲みする前に来てくださる方もいるかな。
平日は15:30にお店が開くから、
そのリズムで休日も15:30にいらっしゃる常連さんもいらっしゃるね。
サザエさん前のこの時間は、
ファミリー層と小杉湯はじめまして層ががっちゃんこして混み始める。
1時間で90人とかいらっしゃることも!
気温が35度とかを超える真夏日は、
全体的にピークが後倒しになるから混み始めるのは17:00-、18:00-だったりするかな。
夜ごはん時の18:00-19:00は一瞬空くけど、
基本的に閉店までずっと混んでる!
年齢層関係なくたくさんのお客様が来てくださるね。
混んでるってわかってても来てくださる常連さんも。

初めて来た様子の方には
「混みあってますけど抵抗ないですか?もし抵抗あったら一回中見て来られますか?」と
声をかけるようにはしてるかな。
それでも「全然大丈夫でした!」「あ~気持ちよかった!」って
言ってくださる方がたくさんいるから、いつもほっとしてる。

脱衣所のロッカーが一杯になったときは入場制限をかけているから、
番号札を配って5-10分程度待合室で待ってもらってるよ。
制限をかけているから、浴場内で座る椅子がない、なんてことは無いようになっています。

・平日の開店直後(15:30)、夕食後(21:00-0:30)
・休日の開店直後(8:30)、夕方以降(16:00-)

が賑やかなのかも。
楽しい夕食時間を過ごす前後にいらっしゃるお客様が多いみたいなので、混雑を避けるときは「いま夜ごはんの時間帯かな?」を基準に考えてみてくださいね。

逆に比較的静かなのは
・平日の16:30-20:00
・休日の10:00-16:00

みたいです。

こちらも長年の経験の平均値なので、普段とても静かな時間がなぜかその日だけとても賑やかだったり、逆に普段は賑やかな時間がなぜか静かだったりもします。いつも通りお昼にまったりしていたら、団体のお客さんが来て急に混雑してしまうことも…

賑やかさの裏に静けさあり。
小杉湯のとある1日の『人の流れ』を調査してみた!

ここからは、具体的なレジのデータを使って量的に人の流れを分析していきます。

とあるくもりの平日

男女ともに①開店直後の15:30 ②19:00-23:00にピークがあるようです。
この日は女性は20:00、男性は23:00にピークがありました。

とある晴れた休日

入場者数のピークはどうやら3つ。
①8:30(開店直後) ②20:00(夜ご飯直後) ③0:00(会食帰り)
男女別でみると、平日同様女性のピーク時間(20:00)が
男性のピーク時間(23:00)より早い傾向にあります。

逆にオフピークは、お昼時(10:00-16:00頃まで)です。
7/16(月祝)は13:00ごろなんと男湯浴室にお客さんが2人だけという静けさでした...

とある雨の平日

この日(6月2日)は台風で、お客様がかなり少なかったとき。
20:00のピーク時ですら35人と、晴れ/くもりの日に比べ格段に空いているようです。

これは少し極端な例かもしれませんが、私たちスタッフの肌感としても、
雨の日は比較的混雑しにくい傾向があるように思います。
↑とある雨の日の小杉湯の様子

上記のデータは、「とある一日」にフォーカスをあてたもの。
もっとサンプル数を多くしたらどうなるの?
ここからもう少し視点を広げて、全体的な人流を観察してみましょう。

まずは、曜日ごとのうつろいから。


統計で見てみよう!何曜日が空いているの?

曜日別の1時間当たりの混み具合を比較してみると、
月ごとに結果が異なりました。
平日より若干休日のほうが混雑している、
平日では月曜日と金曜日が若干空いているという傾向はありそうですが、
明確な差は観測できませんでした。

では、時間帯ごとで見ると
どのような混雑のうつろいがみられるでしょうか?
平日、休日に分けて分析してみました。

統計で見てみよう!何時が空いているの?

平日

平日は仕事帰り、就寝前の20:00-22:00がピーク
一般のお仕事が終わる前の18:00がオフピークのようです。
土日は開店直後の8:30、夕飯前の17:00、終電前の22:00頃が一番にぎやか。
逆に、お昼時の11:00-14:00はしずかな時間帯のようです。
熟練スタッフさんへのインタビューとも重なるところが多くあります。

このように、小杉湯では時間ごとに見える風景が全く違います。

空いているときは、番台スタッフとゆっくりとお話ができる。常連のおばあちゃんにおすすめのお店を教えてもらえる。畳に寝転がってじっくり漫画を読む。目を閉じて、ブクブクと沸くお風呂の音に耳を澄ませる。

混んでいるときは、子どもがはしゃいでる声がする。他のお客さんの行動を読みながらお風呂とお風呂を渡り歩く、目と目のコミュニケーション。寂しいとき、たくさんの人が飾らない表情でお湯に浸かっているのをみて安心する。

どの時間が「良い」というわけではありません。しずかな時間もにぎやかな時間も、その時々の小杉湯の表情。ぜひ、いろんな時間のお湯を試してみて、違う表情を見せる小杉湯をぜひ楽しんでみてくださいね!


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