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八王子シフト - 八王子で働くということ

なかなか八王子の仕事ができないなあ、などと思っていたのだが、気がつけば8割方、八王子の仕事をしていることになるのではないか。不思議なものだ。八王子に引っ越して来て5年が経つが、今じゃ八王子の仕事にどっぷりだ。

最初は趣味のラグビー関係の相談が多かった。ラグビースクールのチラシを作ったり、所属クラブのホームページを作ったり。2〜3年目までは、八王子で仕事していると言っても、それくらいで、これまでの都内や地方の仕事をするのが主だった。コロナ禍もあって、なかなか地域と縁を作ることができてなかったように思う。

転機は1年前だ。仕事を探す中で、もう家に近いところでいいんじゃないか、という気がして、転職サイトで近場のデザイナー求人を探したところ、地元のワークウェアなどを取り扱うアパレル企業が見つかった。営業に行ってみたところ、バイトで働きませんかということになり、主にウェブ領域のグラフィックデザインの仕事を週2の通いで担当している。ワークウェアの世界、なかなか面白い。

今年に入って、プロボノをしようと思い立った。できれば地元八王子でやりたいなと思い、勇気を出して市役所に電話をしてみたところ、八王子市市民活動支援センターというのを紹介してもらった。「ゆめおりファンド」という支援組織の説明会を受けて、プロボノ登録をし、先日は地域のNPOや市民団体の方々にホームページ講習をする機会もあった。少しずつだけれども、活動を進めていきたいなあと思っている。

「八王子の人ともう少し知り合いたいなあ」ぼんやりTwitterにつぶやいたところ、八王子の会社の社長さんが見つけてくれWebサイトなども見てくれて、会食に行くことになった。その後、人を紹介いただいたりもして、お世話になっているのだが、僕の昔からの飲み仲間の会社がたまたま八王子の会社のクライアントで、UIデザイナーとしてアサインしてもらうことになった。八王子の会社のチームでアプリデザインの仕事が始まった。

まとめると、僕の今の八王子の仕事はこんな感じだ。

  • 八王子のラグビー関係

  • 八王子のワークウェアアパレルでパートタイムデザイナー

  • 八王子のゆめおりファンドでプロボノ

  • 八王子のIT企業でアプリ開発のチームにUIデザイナーとしてジョイン

なんか気がついたら、すっかりしっかり八王子の仕事にお世話になっている。横浜から引っ越して来た時は、当時抱えていた都心や地方の仕事しかなかったが、この5年で随分「八王子シフト」できたように思う。商店街や行政や街づくりのことに関われてたりするわけではないが(そういう仕事もやってみたい気持ちはあるが)、手持ちの仕事の分量を棚卸してみても、都内・地方の仕事を2割とすると、八王子の仕事が8割くらいになって来た、八王子だけに。

そう言えば、先日、南口の集いの拠点開発のワークショップに参加して来たのだが、多くの人が八王子の魅力を「人」「マンパワー」と言ってたけれど、ほんと、人のご縁に支えられて、自分の強みを活かしながら、何とか「八王子シフト」が形作れて来たように思う。ローカルの仕事をする、ローカルで仕事をするというのは僕の長年の課題でもあったのだが(横浜時代はあまりそういうことができなかった)、どうやら40代にして新天地でクリアできそうな兆しが見えて来た。

体制は整った。後はやるだけだなあ。

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