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第20回 スケール練習②-半音階

みなさんこんにちは!

第20回となりました今回の記事は、スケール練習についての第2回となります!
スケールについての第1回は、基本的な順次進行について解説しています。

こちらもあわせて読んでいただけるとより理解が深まると思います!

スケール練習とは、各調の音階を練習すること
とだけ捉えがちですが、もう少し範囲を広げて考えるとその中に含まれる練習として、

半音階
アルペジオ練習

がありますね!
今回は、その中の半音階についてお話ししていきます!

私自身、クラリネットの基礎練習の中でこの半音階というメニューはとても重要と考えていて、各調の音階練習をすることより(!)日常的に行うべき練習だと考えています。
それはなぜなのか、ということや、練習してほしい半音階の譜例も何種類か添付していますので、ご自身の使いやすい譜例をチョイスして練習に活かしてもらえたらと思います!

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半音階の重要性

半音階は、ずばり「言葉を流暢に話す」ための練習だと私は考えています。
これはどういうことかというと、
クラリネットと自分がより近くなる、身近になる、ということなんですね。
よく、プロの演奏家や上手なクラリネット奏者の音出しなどを聴いてみると、
パラパラと高速指回しで、音出しをしていますよね。
これを私はチャラ吹きと呼んでいるのですが(笑)
このチャラ吹きが上手な人は、クラリネット演奏も上手です。
これは断言できます。
どういうことかというと、音出しの段階で、さまざまなパターンを織り交ぜて、(長音階、半音階、アルペジオ、タンギング、広い音域など)音出しができる、ということはクラリネットを使っての言葉が堪能で、たくさんの単語が即座に出てくるということ、つまりクラリネットでの言葉が流暢だということなんです。なんとなく、お分かりいただけるでしょうか。
ですので、色々なアプローチがありますが、このチャラ吹きを真似するアプローチも、上達の一歩です!
もしくは、今回お伝えするような半音階の練習をコツコツと練習していくと、チャラ吹きができるようになる、というアプローチもあります。

とにかく、音出しなど何気なく意識もしていないような段階で、たくさんの言葉が出てくるようになるためには、半音階が最も重要なんですね。

半音階をやっていきましょう!

それではここから実際の譜面を見ながら、練習に活かしていきましょう。

譜例を3つ、今回のために作成してみました。
ご紹介していくごとに音域が広くなっていって難しくなっていきます。

まずは、一つ目を見てみましょう!

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