見出し画像

必ず企画者の武器になる3つのアイデア発想法

このnoteについて
・企画する時のアイデア発想について学べます。
・このnoteでは概念について記載しています。
・今考えている企画があれば、すぐに試すことができます。

こんばんは、小畑です。
みなさんが企画者である、または企画に興味がある方だと思ってnoteを書いています。
企画のアイデア発想と聞けばどういうイメージでしょうか?

天から降ってくるもの?
天才が作るものは面白い?

いつも通り、その通り!と言いたいところですが、今回は違います。
全くもって違う訳ではありません。
確かに天才が急に突拍子もないアイデアを思いつくことがあるかもしれません。
ただしその人にはその人なりのロジックがきっと存在しています。
では、アイデアとは何なのか。

既存のアイデアの掛け合わせ

これこそがアイデアの本質的な正体です。
なので、大前提として色んな知識や経験が必要ではあります。
その上で、どのようにアイデアを引き出せるのかがアイデア発想法の位置付けになります。
それでは具体的にみていきます。

画像4

企画者の武器になる3つのアイデア発想法

その3つとはこれらです。

・KJ法
・システム思考
・オズボーンのチェックリスト

一つずつみていきます。

KJ法

KJ法は言わずと知れた手法なので多くの方がご存知だと思います。
川喜田二郎さんが考案した手法なのでKJ法と呼ばれています。
ようはブレストしたアイデアをグルーピングして収斂させていく方法です。
思考プロセスとしては「抽象度を上げて、MECEにカテゴライズする」ことになります。

画像1

この手法を利用することで、こういった問いが生まれます。

このグルーピングでいいのか?
カテゴリーで考えると、他にこういったアイデアがあるのでは?
このようなグルーピングにしたら、足りないグルーピングがあるのではないか?

整理するからこそ、足りないものが見えてくるものです。
だからこそ、アイデアをブレストする際には一度は通るプロセスとなっております。

システム思考

次にシステム思考です。
システム思考を端的に言い表すと「一つの事象が、結果的に二つ以上の出来事を巻き起こす」となります。
システム思考の氷山モデルでは目に見えていない部分に課題があるということが説かれています。

画像3

それでは、企画に当てはめてみます。

・Aという課題を解決しようとして、企画実行した。
・1ヶ月後にはAという課題は解決したが、Bという新しい課題が出てきた。

ここでは、「Aの解決」と「Bが課題化」の二つの出来事を巻き起こしています。
この事象は往々にして起こることです。
例えば、東京都です。

・より発展させたい!
・人が増えて満員電車が課題に!
・幼稚園の受入もできない!
・家賃が高騰して困窮者が増えた!

これらは確かに後から考えたらわかることですが、実際に取り組んでいると盲目的になってしまいます。
また、優先度が「発展させたい!」が一番高いので、他の事象については優先度がどうしても下がってしまいます。
では、どうすればいいのか。
方法は二つあります。

・歴史に学ぶ。(ベンチマーク)
・第三者視点(俯瞰)を持つ

東京都は世界で初めて人口密度が高まった都市でしょうか?
おそらく違うと思います。
NYや他の国ではより早くに体験してきた事実があり、対処法が生まれてきていたはずです。
学びを実践できていれば、もう少しマシになっていたかもしれません。
Twitterで炎上する画像を投稿したバカッターの親族は、多大なお金を払う必要があったとのことです。
それを知っていれば、もうやりませんよね?
何事においても同じスキームが成り立ちます。

ただし、渦中にいれば気づけません。
井の中の蛙は間違っていることにさえ気づけないからです。
なので第三者目線を持つ、または第三者の介入を行うことが必要になります。
第三者目線を持つ有効な手段は、自分が関わらない分野の知識や経験をえることです。

画像5

例えば、エンジニアの人ならデザインの知識や広告運用の知識や経験を経てみるみたいなことです。
そうすると今までになかった視点でエンジニアリングと向き合うことができます。
行ったり来たりすることで俯瞰する能力は高めることができます。

オズボーンのチェックリスト

最後にオズボーンのチェックリストの紹介です。
個人的には鉄板のアイデア発想法なので、ぜひ利用してみてください。
まずはチェックリストをご覧ください。

転用:他に使い道はないか?
応用:もっと応用できないか?
変化:一工夫できないか?
拡大:ものすごく大きくできないか?
縮小:ものすごく小さくできないか?
代用:別のもので代用できないか?
再調整:アレンジを加えれないか?
逆転:逆にいうと?
結合:掛け合わせできないか?

それぞれの問いに答えていくと、新しいアイデアが生まれてくることがあります。
もう考え尽くしたよって方もおられると思います。
そういう時はたくさん事例をインプットしてみてください。
思考法やツールは使い方が大切です。
なので、まずは徹底的に調べ尽くして自分のものにしましょう。
知識から知恵の転換を行うことができて初めて武器を使うことができます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?