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愚かな静寂は黙らない
※精神的に落ちていたころの話です。調子の悪い方はお気をつけください。
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たった60人だった。
他社の人がほとんどで、業績や活動について発表共有する場だ。
その場の誰よりも知識はあったし業績もトップだったから何も心配はしていなかった。
データなんて見なくても各種数値は頭の中に入っている、誰に何を聞かれても悩むことすらなく答えられる。自分に自信を持てない性格だけど、それでも不安にはなら
苦しい空気も言えない言葉も
前職で病んでしまう少し前、何時ごろからかわからないけれど、仕事中無意識に空気を飲むことが増えた。生唾を飲むと言った方が分かりやすいかもしれない。
飲んだ空気が胸に溜まって気持ち悪くなり、気持ち悪くなるとつばがでて、反射で飲んでしまいまた胸が痛くなるという悪循環だった。
後々ネットで調べたところ呑気症、というらしい。
当時は知らなかったから、休憩時間はテーブルに額をついて空気を吐きやすくしたり
きっと一生寂しくて一生悲しい
仕事を頑張っても恋愛してみても友達とたくさん遊んでも、夜になると外の雨音が世界と僕を遮ってしまう。どれだけ社会に居場所を作ろうとも、生物としてたったひとつの個体でしかなくて他の存在と生命を分かち合うことなどできないのだと窓を叩く雨粒が僕を嘲笑っている。
絶対に乗り越えられない壁があったとして、それを見上げて自分の無力を思い知ったときどんな風に振る舞うだろう。
強がって余裕だと笑ってみるだ