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第0回:広告の二つの役割とは

こんにちは!こたです。
インターネット広告の“イ”の字も知らない私ですが、さっそく投稿していきたいと思います。(知らないからこそ、ですね)

インプットしたのは、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の「必携 インターネット広告」です!

こちらはインターネット広告業界の“常識”ともいえる知識を網羅した一冊とのこと。インターネット広告業界のベテランの方にとっては物足りないかもしれませんが、私のようにこれから業界を志す人にはピッタリかと思います。


広告の二つの役割

さて、今後インターネット広告を語る前に、前提となる広告の役割について触れなくてはなりません。企業の活動は、理念やビジョンが起点となり、商品の企画開発から価格、流通、プロモーション(広告)にわたる各種マーケティング活動へと落とし込まれていきます。そして、そのうちのプロモーションは、“広告宣伝”と“販売促進”の二つ大別できます。

①広告宣伝

商品・サービスの価値を不特定多数に伝える活動です。商品自体の価値を形作るために必要な「原価」とも位置付けられます。主にマスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)がこれにあたります。

②販売促進

商品・サービスの販売を促進する活動です。営業活動の延長線上あるので「営業経費・販管費」とも位置付けられます。主にプロモーションメディア(カタログ、パンフレット、ノベルティ、ダイレクトメール、チラシなど)がこれにあたります。

両者の解釈と注意点

損益計算書等では、それぞれ売上総利益の上(原価)と下(販管費)にあたることから、前者をAbove the Line(ATL)、後者をBelow the line(BTL)と呼ぶこともあります。これらは実際の会計処理とは異なるので注意が必要です。
また、広告実務においてこの二つの役割は明確に区別されてはいません。例えば、マスメディアを用いた販売促進活動もあれば、ブランディングを意識したカタログなどもあります。しかし、これらの区分は、広告の課題を正しく理解して目的を明確化するための指針の一つとして重要です。

おわりに

今回は、広告の二つの目的についてお話ししました。ところで、下のグラフは電通が集計し毎年発表している日本の広告費における各媒体の内訳をまとめたものです。

ここでは、マスコミ四媒体広告費とプロモーションメディア広告費を抑え、インターネット広告費の割合が最も多いとされています。インターネット広告費とは、インターネットメディアに投下された広告費のことを指しますが、インターネットメディアとはどのようなものを指すのでしょうか。

次回はインターネットメディアとインターネット広告の定義についてお話ししたいと思います。


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