東京農工大学農学部本館【多摩のアガる建築#1】

東京都府中市の東京農工大学農学部キャンパスの中心にある本館を見学する機会がありました。農学部正門から真っすぐ伸びるメインストリートの先に本館があり、大学のシンボルです。多摩地区の貴重な歴史的建造物です。

旧東京農林学校本館。東京帝国大学農学部実科の本館として、東京大学キャンパス建築群を手掛けた内田祥三(東京帝国大学教授・営繕課長)により設計され、1934年に竣工しました。登録有形文化財(2000年)

鉄骨鉄筋コンクリート造3階建てで、外部はモルタル塗りを基調とした明るいクリーム色のスッキリした外観です。中央に時計台を冠し、大学を象徴しています。

軒や正面ポーチのアーチや柱などに褐色のスクラッチタイルが貼られ、ファサードのアクセントとなっています。映画『かぐや様は告らせたい』、TVドラマ『義母と娘のブルース』など多数の作品に登場しており、親しみを感じます。

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