騒々しい音を立てて　　　　　緩やかに離陸していく
僕の意志とは無関係に　　　　青い空へと旅立つ
太陽が昇りきっていて　　　　街の景色がぼんやりと
君が背負うリュックに不安を　現実逃避して間もなく

スタート地点まで秒読み　君がドアを開けてしまう
吹き荒れる風に誘われて　瞳を閉じて飛び込んだ

サカサマの世界に変わりゆく　君と二人で宙を舞う
不安を抱え込んだままで　　　鼓動と共に加速する
頭の中身は真っ白に　　　　　君は僕の肩を叩いた
重たい瞼 開くと　　　　　　   希望に満ちた雲の上


身体は少し肌寒い　　　顔歪めて降下していく
君は僕にグッドサイン　丸い地球へと向かう
太陽が大地を照らす　　街の景色が煌めいて
僕の上には君がいるし　僅かな勇気が生まれたよ

ピンが外れるまで秒読み　白く澄んだ雲を突き抜け
必死に歯を食いしばると　君がリュックの紐引いた

勢いよく広がっていく　　巨大なパラソルぶら下がり
同時に不安も吹き飛んで　鼓動に合わせて降りていく
穏やかな海イルカの群れ　歓迎するように跳んでる
震えてる足を着けた　　　安堵に満ちた地球の上

互いに向き合い微笑んだ　陽射しはまだまだ強く
明るいミライ地球の上

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