見出し画像

美容師はAIに取って代わられるのか?

ここ最近、
美容師の仲間同士で話すときに、AIが髪の毛を切ることがありうるのかという話題になることがあります。

面白いですね〜

なぜこんな話になるのかというと、 実際に美容の分野で機械がやってくれる業態がある

からなんですね!

こちらがそのネイル💅

こんな感じに仕上げてくれるみたいで、
機械→お姉さん→機械みたいな感じでやってくれるみたいですね

45分で3500円でデザインも色々と選べるようなのでコスパは最強です!

このブログを書いていらっしゃる方は全然あり!

ということみたいなのでなかなかコスパとしても時短としても良いんじゃないですかね!

確かに見てみるとなかなか良い感じに仕上げてくれるみたい、、、

僕が女性で、本当に仲の良い友達とかでネイリストでいなければ、迷わずネイルは機械がやってくれるところを選んでいると思います!

早い!
細かい模様も得意!!
で安いときたら必ずこの業態を利用すると思います。

ただ、美容師という職業に関してこの議論の解は僕としては

**「美容師に関しては代わられることはない。」です。 **

その理由を挙げていきます。

まず、

**髪の毛はやったら終わりではなく、そこからお客様の毎日が始まっていく。 **

当たり前ですが、髪の毛は美容室に行ってカットしたら終わりではないんですよね。

その日から、そのひとそれぞれのライフスタイルがあって、
例えば同じ「朝のスタイリング」の場面一つとっても、
朝、シャンプーしてから髪の毛を整える
だったり、
起きてブラッシングだけして出かけたり、
と様々です。

なので、お客様の本当のライフスタイルを聞くカウンセリングをしないと、朝のヘアのスタイリングのアドバイスもできませんし、カットも出来ないということです。

こーゆーことを聞かないでデザインばかりを提案、提供しても、おそらくお客様は家でできていません。

次に、、、

**単純にそこまで正確に髪の毛を機械が切ることは難しいんじゃないか? **

髪の毛は死滅細胞といって死んでいる細胞です。
なので基本的にはダメージした髪の毛は自己回復してくれる事はないのでトリートメントや普段のお手入れが大事です。
同じ死滅細胞だと人体だと「爪」がありますね。

爪であれば、
生えてくる箇所も一箇所で、髪の毛より硬いので、手を入れて機械が塗るみたいなことって割とできると思うんですよね〜

だけど、髪の毛の場合、まず頭皮の毛穴って500万個あって、
それでいて毛は10万本あります。
その中で毛周期っていうのがそれぞれの毛穴で独立してあって、
クセも年齢によって変わってきます。

それに加えて、、、、

「前回と同じように(^^)」

とオーダーされて前回と同じようにカットしたら、跳ねる箇所が出てきた!

などはザラです。

これはなんでかというと、

環境や年齢で髪の癖や髪質が変わるから。

なんですよね。

**同じ切り方でカットしても癖や髪質が変われば出来上がるヘアスタイルはちがってきます。美容師は仕上がり時や、その時の体調で切りかたを変えているんですね。 **

そして、先でも述べた毎日のお客様自身の手入れの仕方や生活習慣が必ずあり、それによっても切り方を変えていたりします。

だから

ヘアスタイルという媒体に対しての切り方そのものは、その時々で無秩序に変わっていくもの。

という事と、

お客様からのオーダー、ライフスタイルを組み合わせたもの。

なので、

単純にそれを機械がやることと、いまの自分の髪の毛の状態を自分自身で的確に判断して機械におねがいすることは難しいんではないか?! と感じています。(機械に詳しくて、そうじゃないぞ!という方いたらごめんなさい。色々教えてください。)

あと、切るときは当たり前ですけど刃物を使うと思うので、
「その場で絶対動いちゃダメ」
とか、
「顔までかぶるプロテクターとか着る」
みたいなのになりそうですね〜


考えただけでも嫌ですね!

ディズニーピクサーの映画でも一番難しいのが毛の再現性と言われてるくらいなので、
そりゃ難しいよな〜
と、感じています。(モンスターズインクの青い主人公モンスターが登場するシーンが一番時間かかるみたいですよ!)


あとは結局のところ

**ペッパー君に髪の毛切られたい? **

シンプルにこれだと思うんですよね!

ペッパー君です↑

「お客様が長く通う」とグーグルで調べると、必ず上位ほとんどが美容室のことについて書かれているものが出てきます。


また、前職の際にお客様が長く通うランキングなるものがありました(今回検索してみてなぜかなかったです 泣)
そこにあったのが、日本、フランス、イギリスで1位が美容室!!
おそらく厳密に言うと「美容師」だと思います。

最近購入した「フランス人の40歳からの生きる姿勢」という本(超オススメ!)にもそのことが書かれており嬉しくおもいますね^ ^


僕自身、本当にそう思います。

美容室から出るときの目標は

「最高の気分になる」

ことが目的。

だとしたらペッパー君に髪の毛を切ってもらうことでは解消できないんではないでしょうか。(ペッパー君はあくまでAIの例であって嫌いとかじゃないです!)

又、
少し話は逸れますが、、、

髪の毛を切るときに
「エネルギーの交換」というのをお客様と勝手にしています。(話が長くなるので別でまた書きます)

僕は割とそういうのを大事にしていて、
定期的に参拝にもいきますし、ハサミも願い預けというのを毎年、成田山に行ってやっています。

このことで、
家族、土地、従業員、お客様に出会えたご縁に感謝することを怠らないためと、自分自身を律するためです。

お客様ご自身も美容師を選ぶ時にはある程度その事を意識して美容室を選ばれているのではないでしょうか?

「前向きになりたい」「ストレス発散したい」など

「ポジティブになりたい気持ち」が、可愛くなる、髪の毛を整える、の他に要素として相まって美容師を選んでるのではないでしょうか?

又、美容師はその意識でフロアに立つことや勉強したり向上しようと思う事は当たり前だと感じています。

おそらくこのエネルギーの交換もペッポー君にできないでしょう

お客様からのニーズが無いのにそこに無理やりAI持ってくるのは違いますからね〜

割とパーソナリティとか人のエネルギーを直に感じ合う事ができる空間に成り得ると思うしそこを求めている方も多いと思います。

以上の理由からおそらくAIが髪の毛を切れる日は来ないのではないかな〜と踏んでいます。

超同感したのですが、
イケハヤさんがこのブログでも言っている通りで、

「人間の手が作り出す美しいものが高付加価値になる時代」

が、すぐそこに来ている気がします。

そう言った意味でも、
これから特に、美容師はお客様にとって代替え不可能な、もっと高尚な職種に成り得る

と感じているし、その時代を創るためにこれからも美しいものを手間暇かけて作り続けるのみです^ ^

それでは〜✂︎


下村亨太のご予約はこちらまで✂︎

https://www.globaltouch.info/book-online


下村亨太に仕事のご依頼、ご質問はこちまで✂︎LINE @

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?