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くよくよして切り替えられない

架空事例)
趣味の集まりでのミーティング中。Yさんが言いました。「スマホが無い」!
Rさんは『それは大変だ』と思い、「駅までの道を探してくるよ」と言いました。
→一生懸命に探しました。立ち寄ったコンビニ。Yさんが歩いたはずの道。でも見つかりません。

20分ほど探しても見つからないので、Rさんはミーティングの場所に戻りました。

すると他のメンバーは既に談笑中。
Yさん「あ、Rさん。僕のスマホね、カバンの中で本に挟まってたんだ。ごめんごめん」

Rさん「あ、そうなの。。」
暑い中歩いて探したRさん。(見つかったなら僕に連絡くれたらよかったのに、誰もそんな風に思わなかったのか。自分はその程度の存在なんだな)

Rさんは帰宅後も切り替えられず、その日は気持ちが沈んだままでした。


この出来事、不幸な偶然なのか、Rさんの想像通りなのか。あいまいなままです。

別の友人のBさんに話を聞いてもらったところ、アドバイスをもらいました。

実際に起きたことと、自分の想像を分けてみるというのです。

Rさんはやってみることにしました。


  • 現実…誰もRさんに連絡をくれなかった

  • 想像①…他メンバーにとって、Rさんはどうでもいい存在だから連絡しなかった

想像①はネガティブだったので、無理やりポジティブな可能性も考えてみました。

  • 想像②…話が盛り上がり、Rさんのことを思い出すタイミングがなかった

Bさん「想像①と②は、どちらが合っていると思う?」
Rさん「①だと思うけど、わからない」
B「①だったとしたら、何が心配?」
R「…自分がどうでもいい存在だとメンバーに思われてるなら、悲しいしつらい」
B「RさんはYさんが困るだろうと思って時間をかけて探したんだもんね。その気持ちをないがしろにされた感じ?」
R「そう!」
 「…でも今更蒸し返すのも嫌だし」
B「はっきりさせたいけどさせたくない?」
R「うん」
B「わざわざ話もしたくないんだよね。わからないモヤモヤをそのまま抱えておくのは難しそう?」
R「うーーん」
 「…もう話したくないなら、『抱えておく』しかないってことだよなぁ。。」


Rさんは、Bさんと話をした後、モヤモヤは残るものの、すっきりした気分になりました。
自分が何を気にしているかを言葉にできたことで整理ができたからです。また、モヤモヤを残すという決心もつきました。ただ、話をする前と比べるとモヤつきは小さくなったそうです。

Rさんはこういう選択にしましたが、もちろん「話してすっきりする」という選択肢もあります。自分が納得できれば(+そしてそれが社会的に認められる範疇の行動なら)何でもいいですよね。

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