「鏡」

子どもは
透き通った瞳をしているから、

あるがままの瞳で
世界を見ることができていいな。

でも大人になって
いろんな「鏡」を手に入れた。




そっと遠くから、望遠鏡
。
じっと近くで、顕微鏡
。
そしてときどき
片目をつぶって、万華鏡。

疲れたときは
、
瞳を閉じて、鏡をぜんぶ伏せてみる。



再び
そっと瞳を開いたら、

そこに映るは自分の姿。



大丈夫

。
あとは見えたものを
信じるだけ
。


=10月2日 望遠鏡の日=
1608(慶長13)年、オランダの眼鏡職人ハンス・リッペルスハイが遠くのものが近くに見える眼鏡、つまり望遠鏡を発明。特許をオランダの国会に提出したものの、原理が単純すぎたため、申請は却下されたという。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?