見出し画像

電験三種⑭ ~法規分野:電気設備の技術基準~

こんにちは。
Kotaroです。
今回は法規分野メインの電気設備の技術基準について書いていきます。

ここでは大きく分けて2つの内容に分かれます。

・電気設備に関する技術基準を定める省令

法令に関する文章が第78条までつらつらと続きます。
一言一句覚える必要は全くありませんが、穴埋め問題としてよく出てくる条文においては重要な単語や数字は覚えておくといいでしょう。
前回紹介した「絵とき 電気設備技術基準・解釈 早わかり」では問題としてよく問われ部分の色を変えているので覚えるポイントが分かりやすいです。

・電気設備の技術基準の解釈

条文は簡潔にまとめられていて、具体例などが全く想像できません。
そういった問題を解決してくれるのが電気設備の技術基準の解釈です。
各条文の内容を掘り下げるためにあるのでかなり内容がボリューミーになっています。
ここも全て読む必要はなく、テキストに出てきた問題のみをピックアップしていけば大丈夫です。

手元で確認できるので基本的には書物での勉強をオススメしますが、非常に分厚いため、PCで確認する方がいいという方は下記サイトを参考書代わりに使用すればいいかと思います。

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/law/files/dengikaishakukaisetsu.pdf

それでは勉強する上で抑えておくべきポイントを書いていきます。

①問題を解いたら技術基準解釈のテキストを必ず確認する

テキストは他の重要事項も記載しないといけないため、この分野では特に一部不親切な解説があります。
問題を解いて解説読んでもよく分からない時は必ず解釈のテキストを開きましょう。
特に解釈のテキストを読んでよく理解できた項目を以下に羅列しておきます。
・第12条:電線の接続法
・第17条:各種接地工事
・第58条:風圧荷重
・第120条:地中ケーブルの敷設方法
この辺りは工事の種類が多く、実務経験がないと判別に苦労するため是非解釈テキストを繰り返し読むことをオススメします。
各種接地工事の箇所は何十回と読み直しました・・・

②単位に気を付ける

ぶっちゃけ単位ぐらい統一しておけよと思いますが、数字を覚える際に気を付けておきたいことです。
特に注意すべきはcmとmです。
また、表が出てきたときは必ず表の右上にある単位を確認してから覚えましょう。

③計算問題は間違えない

電気設備の技術基準はちらほら計算問題が出てきます。
意外と条件を覚えていないと解けない問題が多いので必ず覚えるようにしておきましょう。
覚えないといけない条件や式は以下の通りです。
・最大使用電圧
・耐圧試験電圧
・B種接地工事の抵抗値
・風圧荷重
・架空電線の計算
・許容電流補正係数
・低圧電路の分岐回路に関する計算
単独で出ることもあれば、ここの項目を組み合わせた複合的な問題も出てくるので漏れなく抑えておきましょう。
法規は1問あたりの配点が他の分野よりも高いです!
極力点を落とさないように勉強を進めましょう。

④ふせんを作る

恒例ではありますが、ここでもふせん作戦が非常に有効です。
特に計算問題のふせん作戦が有効です。
ここの計算問題は理論立った式が少なく、法規に乗っ取った計算式が多いため理屈で覚えにくいんですよね。
ふせんに計算式を貼ってトイレや机にぺたぺたと貼って毎日見る。
それだけでかなり法規の点数が安定するかと思います。
ふせんの参考を載せておきます。
僕は計算に関するふせんはピンク、用語に関する内容は青色と分けて作ってました。
そういったルールを設けて作成するとより記憶に定着しやすくなるかなと思います。

ふせんの例:計算問題はピンクで統一

参考になれば幸いです。
次回は法規の最後、電気施設管理について書いていきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?