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電験三種⑩ ~機械分野:同期機、パワーエレクトロニクス~


こんにちは、Kotaroです。
今回は4機の中の1つ、同期機とパワーエレクトロニクスについて書いていきます。
難しいと言われる機械分野の中でも一番難しいのがこの2つじゃないかと僕は思います。
同期機は発電機の中に入っていることが多く目にする機会が非常に少ないのではないでしょうか?
僕の受験時にはLesicsに同期機の説明が無かったので特に苦労しましたが、今ではちゃんとアップされてますね。。。
もう少し早く欲しかった。


同期機の計算問題はベクトル図を書いて問題を解くのですが、理論分野で解くようなベクトル図よりも難易度が高いです。
パワーエレクトロニクスは技術の進歩が速い分野ですので、参考書の問題に載っていないような問題が平気で出てきます。
いずれにしても対策を立てるのが非常に大変です。
では、どのように攻略していけばいいのでしょうか?


①最新の動向を追う

最初にも述べましたが、パワーエレクトロニクスは技術の進歩が速く、参考書に載っていない問題が出てきます。
新電気を始めとする電気関連の書物を読み、技術動向を追うことで少しでも失点を防ぐことができると思います。
読む際は文字を追うだけでなく、回路図と式も追うことが大切です。
J-stageに最新動向を追う際に役に立つ論文を見つけました。
パワーエレクトロニクスの学習の際に使用してみることをオススメします!

パワーエレクトロニクスの最新動向
山口浩 著 (2023)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/74/6/74_292/_pdf/-char/ja


②理論分野に立ち返る

同期機のベクトル図、パワーエレクトロニクスの回路図は共に理論分野で学んだ内容が基礎として出されます。
まずは、理論分野の同様の内容をしっかりと理解することが必要です。
どうしても問題が解けない場合はいったん理論の該当箇所に戻ってみて、自分が問題を解ける学力を持っているのかどうか確認しましょう。

③問題を捨てる

最後にネガティブな対策ですみません。
僕は参考書の問題を解いていても同期機、パワーエレクトロニクス共にあまり理解できず、途中で理解することを諦めてしまいました。
また、試験本番でもこれらの問題を間違えてます。
ですが、機械で間違えた問題はこの2問だけでした。
つまり、この2項目を捨てても他でカバーできれば合格できるということです。
正直に言って同期機、パワーエレクトロニクス共に多く出る年でも計4問です。
これらを捨てても十分に60点を取ることができます。
電験三種は範囲が広く、そして大学受験や高校受験と違って合格点がほとんど変わらない資格試験だからこそ、どうしても解けない箇所は捨てる勇気(飛ばす勇気)を持ちましょう。
もちろん、参考書と同一の問題が出たら落とさないように!

同期機とパワーエレクトロニクスに関するアドバイスでした。
電験三種の三月試験まで後1ヶ月ですね。
受験生の皆さん、体調に気を付けて引き続き頑張ってください!!


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