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オレの五曲。

どうもどうも。姫野光太郎でありんす。
最近有田みかんばっかり喰ってまして。
もともとみかんは好物ではあるんですけど、どうも体調が優れない日々が続いていたのもあってビタミン摂ってりゃなんとかなるでしょうという理由で爆喰いしとるわけです。
もうみかんはね、やと思ってます。

とまあ今回は「オレの五曲」ということで。
楽曲を産み出す、音楽活動をする、世に出て芸術家になるために最善を尽くすという行為の中で、僕自身の母体となった楽曲(自身にとって大切な楽曲)5曲選んでみました。
以前にルーツ的なお話もしたことがあるので多少内容的に被っちゃう部分もあるかもしれませんが、僕もそれなりに頑張ってるので文句言わないでください。ではいきます⇩

① ブルー・ライト・ヨコハマ / いしだあゆみ (1968)

これが僕の原点です。以前に僕が綴った“昭和歌謡が自身のルーツです”という書き込みの中で、祖母がカラオケでこの曲を歌っているのを聴いて音楽に興味を持ったという話もしましたが。
音楽というものに初めて感動を覚えたきっかけがこの曲との出会いです。
何て言うんでしょう、メロディだけでなく、言葉の響きやその時の場面など、全てに心を揺さぶられて、「あ、音楽は単なる芸術ではなく、情景を描写するんだ、、、」と。
でも僕の場合、その後すぐにどっぷりと音楽にのめり込んでいったという感じでもなくて、時間をかけてだんだんと音楽を意識するようになって気付いてたら沈んでたって感じかな。
この曲と出会って徐々に僕の中の歯車が狂い始めた
んですよね。
今まで何とも思ってなかった女の子が夢に出てきて、その日から何となくその娘のことが気になりだしてだんだんとだんだんと溺れていって自分でも気付かないうちにその娘に首ったけっていう経験したことないですか?それに近かったかも。


② Strawberry Fields Forever / The Beatles (1967)

これはあれですね。僕がロックンロールの扉を叩くきっかけとなった一曲です。つまり僕のロックンロール原点はビートルズです。まあ、そういう方がおそらくほとんどでしょう。ビートルズがスーパーグループ、いや、であることは言うまでもないですけど。僕もこの歳にしては色々な音楽を聴いてきましたが、やっぱりここに戻ってくる
出会いはちょうど中学校に入学する前でしたね。当時僕、鍵っ子だったんですけど学校から帰ってきて何となく母の戸棚をいじってたら青盤(ビートルズ後期の2枚組ベスト盤)が出てきまして。

「ビートルズ、、、? あ、なんか音楽のセンコーがそないなこと口にしてたな、、聴いてみるか。」

そのベスト盤の一曲目がこの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」でした。
メロトロンの優しい響きとジョンのどこか寂し気な声に気付いたら涙が溢れ出てました。
その日からビートルズの虜になりました。
ちょっと寂しかったのかも。
当時の僕の心が沈んでたからこそ彼らの曲が響いたんやと思う。

ビートルズとの出会いで音楽の視野がぐっと広がったし、ロックンロールを志すきっかけにもなりました。
僕、ビートルズは完全に後期から入ったので、初期のアイドル時代の存在は後に知ったわけで。当時は「シー・ラヴズ・ユー」とか、まったく別のバンドの曲やと思ってた(笑)

小学校の卒業文集には「たくさん勉強して学者になる」って書いてた僕も、中学校を卒業する頃には文集に「ロックミュージシャンになる」って綴ってました。
あの頃は真面目な少年だったのに、、、
クソっ!!ビートルズめっ!!!


③ 夏休み / 吉田拓郎(1971)

実は僕がギターで最初にコピーした曲です。ちょうどビートルズに出会ったぐらいの頃に、貯めてたお年玉で安いミニギターを買ってたんですが、周りにギターを教えてくれる人もおらんかったし、教則本を読んでもさっぱりわからんくてしばらくほったらかしにしてたんですよ(笑)
ていうか今思えば、ただ単に火がつかなかっただけやと思うんですけど。憧れもあるしとりあえずギターを抱えてみるけど何から始めたらいいかわからんし、買ったはいいもののなかなかやる気が出ないって感じでした最初は。そんな時にTVで昭和の名曲をランキングで紹介する番組を観まして。拓郎さんのこの曲が紹介されたんです。
一人の髪の長い男が学生帽を被ってステージに颯爽と現れてアコースティックギターを抱え歌うその姿に胸を打たれました。ずっと歌謡曲とかビートルズを聴いてたので、やっぱりバンドとかグループへの憧れが当時は大きくて、一人きりで音楽をやるなんて考えてもなかった。ソロでステージに立つにしてもバックで誰かが演奏してくれるものやって勝手に思ってた(笑)
まあ敢えて言葉を悪くすると一人でなんにもできん奴、とまあそんなとこでしょう。
でもそのTVを観て、その考えが大きく変わったし、一人でギターを抱えて歌う男が魅力的に思えました。(厳密に言うとその映像の拓郎さんにはバックバンドがいたけど)
つまりまとめるとこの曲は僕にとって、弾き語りはカッコいいぞと思わせてくれた楽曲であります。
その出会いをガソリンに、コードを猛勉強しまして、気付いたら超うまくなってた(笑)
そしてある程度コードもわかるようになって、自分への課題としてコピーしたのがこの曲ですね。
僕の弾き語り人生のスタートとなった曲です。
この曲と出会わなければ、僕はシンガーソングライターなんて、やってなかったでしょう。
ちなみに拓郎さんの影響でブルースハープも吹きたくなったんですけど先にホルダーを買っちゃったのでお小遣いが無くなりまして、ハープが買えるまでホルダーだけ首に付けて練習してた(笑)


④ Life On Mars? / David Bowie(1971)

正直この出会いが僕にとって一番大きかったかもしれません。はじめて彼を知ったのは高校に上がる前。中学生でロックに夢中になり、ビートルズをきっかけに60年代イギリスのビートグループを聴き漁った後、ちょうど70年代のロックにも触れ始めてた頃のことです。当時はもちろんケータイもパソコンも持ってなかったので、お小遣いを貯めて雑誌を買ってロックを勉強してました。当時の来日レポートとか、“ロックの名盤100選!”的なやつとか。ミュージックライフとか大人のロック!とかね。古本屋でもよく買ってた。
ある日いつものようにページをめくってたら一際異彩を放つ人が載ってて。それがデヴィッド・ボウイでした。ギンギンのメイクで奇抜な衣装を纏いマイク片手にステージで奇妙なポーズをとってる写真やったんですけど、僕は吸い寄せられるように恋に落ちました。僕、幼少期から中性的な男の人に憧れてたし、お化粧にもものすごく興味があったんですけど、心の奥では「一般的な常識からは外れてるのかも」っていうのがあってなかなかオープンにはなれなかった。でも「男も化粧して人前に立ってもいいんや!」となったわけです。
(まあお化粧についてのお話はまた改めて綴りますので今回はこの辺で。)
厳密に言うと僕は昭和歌謡がルーツなのでジュリー(沢田研二)の存在は先に知ってて大好きやったんですけど、その時に見たボウイはジュリーを超えるメイクの濃さやったからそのインパクトにハートを持っていかれた感はある(笑)
ジュリーも時期によって濃いメイクをしてたんですけどね。
とにかくこの出会いが、後に自身の表現の部分に結びついているのは事実です。
これは音楽がどうこうっていう話ではなく、人前で感性を曝け出しながら自己を表現することの素晴らしさを教わった体験でした。


⑤ This Is For You / THE YELLOW MONKEY(1992)

ホントのこと言うと、彼らとの出会いはあんまり覚えてないんですよね。日本のグループなので音楽番組の過去の映像とかで紹介もされてたから、曲も全く知らないし全然詳しくないけどなんとなく存在は知ってるって感じでした。
ただルックスも完璧で、日本にも僕が好きなものと同じ香りがする人達が!と一瞬で僕の性癖に刺さったのはよく覚えてます。なんかデヴィッド・ボウイと近いなと。これがうまいこと上記で述べたデヴィッド・ボウイとの出会いとリンクしてて、本当に好きになったのも大体そのくらいの時期でしたかね。
残念ながら、僕が彼らにのめりこんでいった頃にはすでに解散してたし、大好きなんやけど、正直過去のバンドというイメージでした。(僕が1歳になってしばらくして活動を休止されたので無理もない)
とりあえずベスト盤「GOLDEN YEARS Singles 1996-2001」から聴きまして。メリーゴーランドの前で4人が写ってるジャケットのやつね。サウンドは妖艶でどこか哀愁がありつつも攻撃性を秘めてて、僕の好きな歌謡曲の香りもする。こんな完璧な日本のロックンロールバンドがいていいのかとなりました。
早速オリジナルアルバムを掘っていこうと思いまして、ファーストから聴くことにしました。
その名も「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE〜夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー〜」
ジャケットがほんとに衝撃的で、髪を後ろに流してギンギンのメイクをした男(吉井和哉)が目を閉じおでこにカタツムリを這わせているというなんとも奇妙で美しいものでした。
(後にデヴィッド・ボウイ6枚目のスタジオアルバム「アラジン・セイン」のジャケをイメージされていたと知る。)
そしてそのファーストアルバムに収録されていたのがこの「This Is For You」という曲です。(導入がなげえ)
アルバム収録曲はもちろん全曲大好きだったんですけど、この曲は特に思い入れが強くてですね。
一言で言うと、僕のソングライティング人生への道を切り開いてくれた曲です。
楽曲は美しくて少し切ない世界観を放っていて歌詞は文学的で官能的で、心を大きく動かされた感じでした。
「自分もこういう世界観の曲を書けるようになれたら、、」と本気で思いました。ある意味ショックだったかも。
この曲は男性の同性愛をテーマにした楽曲っていうのもあって、今まで聴いてきたラブソングとは全く違う優しさを感じましたね。
なんとなくですが、他人に理解されない切なさというか、深く心に刺さるものがあったんです。
僕、高校時代はバンドしかしてなくて、卒業してからソロで活動するようになってライブハウスに出入りし始めるんですけど当時はもちろんオリジナルが全然無かったのでよくこの曲をカバーしてました
ちなみになんですけど、僕が高校一年生の時に彼らの再結成報道があって。学校の日の朝、寝起きでスマホをいじってたら飛び込んできた“ザ・イエロー・モンキー再結成”の文字。
寝坊常習犯だった僕が一瞬で泣いて飛び起きたのをよく覚えてます。


姫野光太郎・・・大阪府出身のシンガーソングライター。14歳か15歳の時にギターを弾き始め、18歳のときにはじめてライブハウスに出演。大体この頃から作曲もはじめる。まあなんやかんやありまして今に至る。


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