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IGTVドラマの簡単な分析と、これからのIGTVの可能性。

こんにちは、新保紘太郎(@charytaro)です。
IGTV見てますか?

6月に発表されて話題になりましたが、みんな様子見をし合っている印象で日本国内で活用できているプレイヤーはまだ少ないです。

そんな中、分散型カルチャーメディアのluteはいち早くIGTVへの動画公開を進め、縦型連続ドラマなんていう興味深い試みをしていたので勝手に簡単な分析してみようと思います。


■IGTVオリジナルドラマ『デートまで』

簡単な概要をプレスリリースより引っ張ると、

レディースブランド「Heather(ヘザー)」のブランドコンセプト「“前向きな女の子”のためのブランド」を体現したドラマとして制作された本作品は、全6話で構成され、7月17(火)から毎週火曜・木曜に配信される。

主演は森川葵(「いつ恋」良かったですよね)、監督は松本壮史(このPV好きです)、脚本は三浦直之(劇団ロロ主宰)という布陣です。

僕がこのプロジェクトで面白いと思ったのは1チャネルからの独占配信ではなく、配信経路が複数あったことです。
・lute IGTV
・lute Instagram Stories
・Heather IGTV
・Heather Instagram Stories
・Heather YouTube

上記5つの経路から同じ配信日・同じ内容で配信していました。
この企画の目標は「ブランドコンセプトの認知/イメージ強化」が主軸だと考えられるため、自社チャネルに拘らず複数アカウントから投稿する意義があるでしょう。その観点で言えば出演者のアカウントからの投稿もあり得ると思います。


■再生回数は?

さて、以下が8月13日19時段階でのチャネルごとの再生回数です。
(最終回は8月2日)

ストーリーズの再生回数は追えなかったのでIGTVでの再生回数とYouTubeでの再生回数のみのデータで、最下段は合計回数です。

見てわかる通り、初回が一番再生回数が多いです。プレスリリースや記事が出ていたので物珍しさで見た人もいるはずなので当然の結果でしょう。
2回目以降ですが、最終回にかけてほぼ横ばいで推移しています。
単発のオムニバス番組でなく、ストーリーのある続き物ドラマのため回を重ねるごとに再生回数は下がっていくと予想していたので意外でした。

アカウントのフォロワー数に対する再生回数比率としては、約3万フォロワーのluteは約4~10%、約20万フォロワーのHeatherは約3~6%という結果でした。
luteやHeatherアカウントのフォロワーは1日1回はInstagramアプリを立ち上げる層だと思うので、もう少し視聴割合は多いかなと思っていました。
ストーリーズでも全編見れたので、IGTVまで遷移せずに見ていた人が多かったのかもしれません。

YouTubeがチャンネル登録者数に比べて再生回数が多いのは、Heatherのオウンドメディアからの流入だと考えられます。


■モデル/タレントのIGTV活用は?

さて、あまり深い分析はできていないのですが、IGTV施策を考えるうえでのひとつの指標になるかと思います。
ここでブランド/メディアアカウント以外の参考例として、モデル/タレントのアカウントでのIGTV再生数/フォロワー比率も見てみましょう。
(フォロワー数・再生回数は全て8月13日20時時点)

●ゆうこす / 37.3万フォロワー
言わずと知れたゆうこすです。
6月22日にはいち早くIGTVを公開していました。

・ゆうこすのお家!リラックスグッズ紹介 143,407回
・3分バッグの中身紹介 99,638回

IGTV再生数/フォロワー比率はおおよそ38%と26%


●朝長美桜 / 10.7万フォロワー
HKT48の朝長美桜、縦テロップやBGMも入った動画を公開しています。

・こんにちは 18,441回
・#miocode 6,877回
・miostagramTV 10,641回
・#miocode 21,126回
・#miocode 22,593回
・美桜の博多弁講座 13,448回
・#miocode 9,360回
・#miocode 6,420回
・onespo Happy Summer Bag 10,223回
・#原宿 #可愛いがいっぱい  12,749回

IGTV再生数/フォロワー比率は6%~21%というところでしょうか。


正直IGTV用に作った動画を公開しているモデル/タレントが全然見つけられずデータのテイをなしていないですが、ブランド/メディアアカウントに比べて良い数字は出そうな雰囲気があります。


今回のような、複数アカウントからの分散投稿が可能なPRの場合、モデルやタレント自身のIGTVも重要なチャネルに成り得る可能性が充分あると思うので、まだまだブルーオーシャンのIGTVを開拓していくメリットは多分にありそうです。


簡易な分析でしたが、こんなところで!
IGTV活用しているモデルさんなど知っていたらコメントいただけると嬉しいです。
新保紘太郎(@charytaro)でした。


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