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不可思議/wonderboyが好きだ。

きょう発売の不可思議/wonderboy「不可思議奇譚」を渋谷のタワレコで買ってきた。

店員さんに「ワンダーランドですか?」と聞き返されたけど気にしない。なんども繰り返し聴きながら、歌詞を読みながら、どうしても今の気持ちを書き留めたくなってnoteに書きます。

「あべちゃんはぜったい好きだと思う」昨年の11月、友人の松居大悟からお薦めしてもらった不可思議/wonderboy。家に帰ってすぐ、検索して聴いてみた。やばかった。ポエトリー・リーディングなんて知らなかったのに。どうしようもなく引きこまれた。

どまんなかだった。他の曲は他の曲は・・・と次々にぜんぶ聴いてみたくなかった。「生きる」という曲に心が釘付けになった。谷川俊太郎さんの詩「生きる」をポエトリー・リーディングした曲。

【LIVE】生きる by 不可思議/wonderboy

急遽出演が決まったライブ。きっと会場はアウェイだったと思う。それでも、たった6分で会場の空気を変えた。教科書でだれもが読んだことのある「生きる」という詩が声や音に乗って躍動していた。

奥に座る女性の表情が、口角が上がってきて、ほぐれてきて、笑顔がだんだん大きくなってくるのがたまらない。

不可思議/wonderboyはもうこの世にいない。だれかに薦めたりすると、ああそれは沁みるよね、と言われる。YouTubeのコメントにもそんな事が書いてあったりもする。もっとはやく出会えれば良かったとも思う。でもね、ぜんぜん死んでないんすよ。ぜんぜん身近じゃなかった「生きる」という詩も、「世界征服やめた」も「銀河鉄道の夜」も「もしもこの世に言葉が無ければ」もぜんぶ心の中で生きてる。

ふっと或るメロディを思い出すように、いつも聴いてる。ブログに残る野心も、反骨心も、その姿勢も自分の中にある。会社の中でメジャーな路線じゃない自分だけど、自分のやり方がいつか報われると思って今日も机に向かってる。何で俺がこんな目にとか、ふざけんなとか思う毎日でも、やるしかない。

この文章を読んでくれただれかに不可思議/wonderboyが届くといいなと思う。好きなものは好きだと言いたい。好きなものの力になりたい。届けたい。そういう事ができる仕事をしている事を嬉しく思う。

最後にTalk about Spoken Wordsという曲から。

リリースしてない俺たちのほうが

お前たちよりヤバかったらどうする?

フライヤーに名前も載らないような

俺たちがヤバかったら、どうする?

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