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僕の音楽を聴いた100万人の皆さんへ

皆さんこんにちは。音楽プロデューサーで作曲家の齊藤耕太郎です。

少し前のことですが、
僕のSpotifyでの累計リスナーが100万人を越えました。

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現在、8月7日(金)リリースのニューアルバム「VOYAGER(ボイジャー)」の解禁に向けて、各所で打ち合わせとプロモーションの準備が続いています。音楽が完成したらしたで、慌ただしい毎日です。

余談ですが、この完成した時の気持ちを綴ったnote、公開から4日くらいで僕の歴代noteのトップ5の閲覧数を記録しました。アルバムへの注目度が高いと前向きに受け取ります!ありがとう!!


2年間の配信歴史を振り返る

この100万人という「数字」は、2年前に前作「BRAINSTORM」をリリースしてから今に至るまでの蓄積。長かったようであっという間だし、その間に、実に46曲(多分それくらい)もの僕名義の楽曲がリリースされました。

文字で見ると改めて、出会えた人の数だと思えば、ものすごく、ものすごく喜ばしいです。ありがとうございます。

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まさに無名(今も別に有名ではないけれど)だった頃は、僕にとって自分自身を世の中にアピールする記号は、数字でしかありませんでした。

どこそこで1位になったとか、リスナー数が1万人、2万人、5万人、10万人、そんなことばかりを書いて、その事由を分析して考察を書いて、そんな形で徐々に、聴いてもらえる方、僕自身を知ってもらい音楽に興味を持ってもらえる方を増やしてきたつもりです。


最近は、そういうことでもないのかなと、
少し感覚が変わってきています。


誰が僕の曲を聴いているのかを、もっと知りたい

きっかけは今年に入って、松島 功さんのセミナーに伺った時。

以前もシェアしたかもしれませんが、ここで書かれている

知ってもらう。
広げてもらう。
愛してもらう。

という3つのフェーズを意識してから、僕はもっと、この100万人という人々が、どんな人で、どんな時に僕の音楽を聴いて、何を思ってくれたのかにすごく興味を持ちました。


正直今の僕は、このnoteでさえも誰が読んでくれていて、誰がフォローしてくださっているのか、そして何を思って読んでくれているのか、全然追い切れていません。このnoteも本当にありがたいことに、気がつけばそろそろフォロワーは1万人を越えようとしています。

その事実は事実ですごく嬉しい。

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けれど、僕は数字そのものには感動できないことも知りました。


数字という印象が与えるものって、言い方が悪いですが、せいぜい

・僕の人間性を紹介する手前の、メディア的なリード文
・誰かに紹介をいただく場合の最初の一言
・SNSの自己紹介で信頼してもらうための第一印象

くらいの意味でしかないなって思うんです。


例えば音楽を作る時が一番そう。数字がすごいとか、フォロワー数が多いとか、1位になったとかって、一つの個性の側面でしかないと思うんです。

もっと重要な個性は、ボーカリストで言えば声や存在が放つ華々しさ、演奏者でいえば演奏力。トラックメイカーでいえば、僕の細胞を踊らせるリズムやリフがあるかどうか、などなど。豊かな才能は必ずしも、その瞬間の知名度や規模には比例しないことをこの2年でたくさん見てきました。


僭越ですが、少しずつ聴いてもらえる方が増えてきたり、自分自身で発信して届けられる実感が持てるようになってきたからか、今どれだけ知られているかより、どれだけポテンシャルを感じられるかどうかの方が重要です。

僕に限らず、人気や数字なんて波のように押し引きがあると思うし、それをキープする努力をすることって、音楽にとってちっとも本質的じゃないから。心が弱るとそれに喜怒哀楽を左右されることはあるけれど、正常な時は、別にそんなことは重要じゃない、って判断できる。


そういう意味で、むしろ今は、

せっかく100万人もの方に聴いてもらえたならば、
その人たちが僕の曲を聴いて、何を感じてくれたかを知りたい。

という意識がものすごく強いんです。僕にとってどちらかというと、それを今の今まで実感できていないことの方が不自然だし、僕自身が日々、なんとなく配信してきてしまったのかな、繋がる場所を作ってこられなかったのかなって今は考えています。

100万人も聴いてくださっている方がいたら、今はまだほんの少しだとしても、僕の曲を「愛して」いる方がいてくれている気がしてならないから。


僕の音楽を日々聴いて、愛してくださる方々へ

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もっと、ちゃんと、しっかり繋がりたいです。

今、僕の音楽に深く触れ合ってくれている皆さん。あなたたちは僕の今後の音楽活動において、どんな大きなアワードや、更にあり得ないほどの規模で楽曲を聴いてもらえるようになることより、貴重で、尊く、替えられない存在なんです。その意識を、どうか強く持っていて欲しい。


もしも皆さんが、僕の作品から何か「希望」を感じてくれてるのだとしたら。もしも皆さんが、日々の生活の中で僕の音楽をかけることによって、何かそれがプラスに転じているのだとしたら。僕はその事実を知れるだけで、もっと気持ちを強く持って進んでいけるんです。

たくさんの仲間たちと一緒に、ここまで歩んできました。聴いてくださる皆さんの声がそこに加わるだけで、綺麗事じゃなく音楽家ってみんな何百倍もの力が加勢してくれた気持ちになれるんです。


僕はこの2年間で、アーティストと呼ばれる方々が口を揃えて僕にアドバイスしてくれていた「ファンが全て」という言葉の意味を知りました。一曲一曲に魂を込めて作ってきた僕らの音楽に、魂のリアクションがもしももっともらえるならば。こんなことを考えている方が、100万人のリスナー数を200万人、2000万人にすることより勇気が湧きます。


広げることと、深めること

僕の今の、相対する大きなテーマです。もちろん最新アルバム「VOYAGER」を1人でも多くの人の心に、まずは届けたい。けれど、それ以上に今は、今まで聴いてくださった方々に対して、素直にお礼が言いたい。言える場が欲しい。できるだけ、直接言いたいんです。


僕が皆さんに、直接お礼が言える場をください。


お願い

noteでも、他のSNSでも、なんでもいいです。
いいねもいいけれど、是非、コメントがもらえたら嬉しいです。
日々いいねをしてくださっている方々のことは、
すべてのSNSである程度僕も把握できていると感じます。
でも、もし良ければ、言葉を僕にください。


何よりも「今」、僕の音楽に触れ、知ってくれて、広げてくれていて、愛してくれている人のことは、僕にとって宝です。その方々のことは、どんな方なのかを僕はもっとよく知りたいんです。


僕は結構初対面の方には用心深い性格です。
それに、好き嫌いも結構あります。


ファンの方だからと言って、僕の気持ちが落ちる言葉をいただく場合はフェアじゃないのでなるべく誠意を持った上で然るべき態度を取るかもしれません。でも、基本的には今僕の曲を聴いてくださる皆さんのことは、ウェルカムでいたいって思っています。

人間同士の付き合いとして、
是非、前向きな希望と気持ちでつながり合いたいです。
よろしくお願いいたします。


齊藤 耕太郎 / Kotaro Saito





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