見出し画像

最新シングル「Gem」。最高のルームCHILL BGMへの船出。

本日4月30日(金)、KOTARO SAITOの最新アルバム「STELLAR」から、第一弾シングル「Gem(ジェム)」をリリースしました!

STELLARのアートワーク、解禁!

そして、アルバム「STELLAR」のPre-add, Pre-saveリンクも解禁します!

ストリーミングでは先行・事前追加の集計もしています。
これらのデータでリリース時の扱われ方に良い影響を与えることも。
「先行販売」「事前追加」から登録して、プレイリストに
事前に加えてもらえたら嬉しいです。

・・・ようやく!ようやくリリースできた。曲のデモが出来上がってから、もう4ヶ月くらい経ってた。すごく大切に温めてきた、僕が今、世界中に届けたい音楽の一片がこの曲です。


ここ最近の振り返り

3月31日、4月16日に、アルバム「STELLAR」への前奏的なピアノソロシングル「OVAL」をリリースしました。

Spotifyでは「Oval」「Decaf(デカフェ)」が「静寂と黄昏」のトップトラックに。Apple Musicでは「Oval」が「Pure Focus」にセレクトされ、少しずつじっくりと再生してもらっています。

今回のアルバムリリースに際して、今までは「本編→リミックスやアコースティック」という流れで楽曲を展開してきましたが、今回は入籍のタイミングでピアノソロver.の「Oval」を先行してリリースしました。

僕にとって特別な意味を持つ楽曲だという前提もありつつ、妻である安奈ちゃんの「アコースティックが先ってオシャレな出し方だと思う」という僕にとっては新たな切り口で、この流れができました。アルバム「STELLAR」には、ピアノソロに収録された「Awake」「Oval」のフルアレンジver.が収録されています。

アルバムリリースに向けて、2週に一回のペースでリリースしてきた新曲。本日4月30日から5月28日までの4週間、毎週新曲やパフォーマンスを発信していきます。前作「VOYAGER」から約9ヶ月。進化した自分の作品を世の中に届けられて嬉しいです。


新曲「Gem」について

一音目からパカーン!と開けるようなこの曲。聴いてもらえたらお分かりかと思いますが、めちゃくちゃシンセ!な1曲です。

アルバム「STELLAR」はマスタリング以外、全て僕の自宅スタジオで作業し切った初めての作品。全ての楽器を僕が演奏、録音して完成しました。この「Gem」は制作初期に作った作品で、その当時の自分を詰め込むならこんな曲がやりたい、という気持ちで作ったトラックです。

写真に写っている、シンセ界の頂点の一つに君臨するRoland Jupiter-8のリードでスタートするこの曲。終始鳴り響いているベースもJupiter-8で、このアルバム制作で最も多く使ったベースです。ブリッとした中域が、キックと絡むと推進力に変わる、魅力的な音です。

そして、この「Gem」で物凄くいい仕事をしてくれたのが、80年代を代表するシンセの一台であるYAMAHA DX7です。エレピで使ったのですが、この「Gem」を作って以来、ものすごい頻度で使うようになりました。


ここ数年、特に2020年から21年にかけて
世の中を席巻している「Synthwave」「シティポップリバイバル」の空気。

シンセに命をかけている僕としては、更に昔から80sのサウンドを愛しているし、この愛情は過去を回顧する心情ではなく(てかJupiterもDXも自分が生まれる前に発売した楽器だし)、「今、この音が一番気分だ」と思えていたからです。自分が1人で音楽を作るなら、絶対にSynthwaveをやろう。そんな風に2年くらい考えていて、ようやくしっかり作れた1曲です。


今、CHILLに"回帰した"理由

日本は三度目の緊急事態宣言。ますますリモートライフが加速していくであろうこのタイミングで、今自分自身が音楽に最も求めるのは

CHILL

なんです。
自分が欲しいものを、自分が楽しみたいから作ったんです。

対面打ち合わせが減り、ただでさえ不定期かつ締切以外のスケジューリングが自分次第すぎる僕のライフスタイル。いい作品を産み出す源泉となるのは、ほとんどの時間を過ごす「自宅での暮らし」です。

2020年。インテリア、食器、植物など、部屋のQOLを高めたいという気持ちになったのはきっと僕だけではないはず。

誰かが決めた「豊かさ」の定義に縛られることなく、自分の本当に好きなものだけに囲まれて生きる「心の豊かさ、満たされ方」が大事。僕はこの1年で強く思いました。キャリア、恋愛や結婚、人間関係や富の概念。こんな状況ですが、考え方一つで、自分が思い描く生き方をよりデザインしやすくなった側面もあると感じます。

この生活の中で僕がすごく大切にしたのは、「チルできる時間と場所」


前に進み続けるためには踏ん張り続けなければいけない。
時流が毎分毎秒変わる世の中で、変化を楽しんで生きていきたい。
情報は一番の武器となり、鮮度が命であるが故、アンテナは常に全開。


こういう生活はとても刺激的である代わりに、正直、結構疲れる。
それもまた、僕だけではないはずです。


だからこそ、僕が今世の中に届けたいのは、忙しい、慌ただしい、変化を求められる時代の「30分間の癒し」なんです。手を止めることは難しいかもしれない。でも、音楽は部屋の空気や波動と呼ばれる目には見えないエネルギーを、良い形へと循環してくれる力がある。このエネルギー源として、メロディをなるべく取り去り、でも「上質な触感」が心に残る音楽を届けたい。

そんな想いで、僕は楽器そして録音機材や電源など「音そのもの」に徹底的にこだわったチルミュージックを作りました。

もともと、僕はSpotify「Midnight Chill」をきっかけに世の中に知ってもらえた身です。僕にとって深夜のチルアウトは生活に欠かせないもので、その時間を今、最も彩れる音楽がこの「STELLAR」であり「Gem」なんです。


お酒や珈琲、食事や読書などのお供に是非

ピアノソロシングル「OVAL」そしてこの後続いていく「STELLAR」までの一連の楽曲たちが、皆さんの生活のBGMとして心地の良いもので荒れますように。いざ、船出ですね。


2021.4.30
KOTARO SAITO / 齊藤 耕太郎


よろしければサポートをお願いいたします。サポートいただけましたら機材投資、音源制作に回させていただき、更に良い音楽を届けられるよう遣わせていただきます。