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【ナチュラルハーブ】エキナセアは結局効果あるの?!

本日はみんな気になるエキナセアについて。

動乱の予感がする21世紀も四半世紀を迎えようとしています。

これからの時代はより個の生き方、そして自然との関わり方、そしてそれぞれの死に対する哲学をどう構築していくかが問われる時代になっていくと予想しています。

病院の在り方も20世紀に比べると随分と変わりました。

病院とは科学技術研究所。
心と身体を癒しに行く場所ではありません。

心と身体は私たち自身で癒していきましょう。

エキナセア

エキナセアとはムラサキバレンギクのラテン読み。

ナチュラルメディスンやハーブの世界では有名な薬草で、古くからヨーロッパを中心に抗菌、抗ウイルス作用、それに創傷治癒作用を有するとされてきました。

風邪やインフルエンザなどの上気道感染症や膀胱炎・尿道炎などの泌尿器系の感染症、それにヘルペスやカンジダ症などの治りにくい傷の治療などにも使われてきました。

風邪の治療効果はあるのでしょうか?

ナチュラルメディスンの世界では超有名なアンドルーワイル博士が2015年に執筆した書籍には次のようなコメントがあります。

14件の初期研究をレビューした結果、エキナセアは風邪の罹患率を56%低下させ、罹患期間を1.4日短縮する効果がある、という結論に辿り着きました。
これが現時点でエキナセアに関して私が言えることですね。

ワイル博士のメディカルハーブ相談室

ドイツ、米国を中心に様々な研究や論文が発表されてきました。

実際の効果は?!

筆者がそれらの論文を読んでみて感じたことは、やっぱり期待できるかも!?ということ。

効果が示唆された研究はいくつかありますが、効果を特定するまでに至った研究はないということ。

それは特定の人口群(なんらかの条件や要素を持つ人)には効果があり、なんらかの条件下では効果が薄い、または効果がないのではないかと個人的に推測しています。

つまり、『なんらかの条件や要素』を特定するまで研究が進められたケースはないということです。

こういう分野はやはり予算が出にくいので研究が進まないのはよくわかります。

研究が進まない理由

それもそのはず、エキナセアの効果発動条件などを特定したところで、ナチュラルハーブですから、商売に繋がりません。
つまり研究機関や大学、政府としても、研究予算を出しても回収できないため投資効率が非常に悪いわけです。

そのためナチュラルメディスンの世界では世界中の低予算研究、または趣味も含めて行われている論文の一部分から自分たちでイメージしながら感想の範囲内で使っていくしかありません。

というわけで、癒しの音響を研究するCuranz Soundsではエキナセアに関する参考になりそうな論文をピックアップしてまとめていますので、効果や研究に関して気になるからはサイトの記事にてチェックしてみてください。

厚生労働省の公式サイトではこのように記述されています。

エキナセアを摂取することで、風邪を引く確率が少し下がる可能性があります。
エキナセアは、風邪の罹病期間を短くすることは示されていません。
エキナセアが他の健康上の問題に有用であるかを示す十分なエビデンス(科学的根拠)はありません。
最近の米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)助成の研究では、エキナセアの免疫細胞への影響は、エキナセアの植物内のバクテリアの種類と量に依存している可能性があり、植物が栽培されている土壌の組成がこのバクテリア群に影響を与える可能性が示唆されています。ただし、これらの知見は、人を対象とした研究ではなく、単離された細胞を対象とした実験室での研究によるものです。

厚生労働省

ここで記載されているようなマウスを使った研究論文も以下の記事でまとめています。