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昨シーズン振り返り 浦和レッズ編

まずお詫びです。

このnoteではJ1リーグの各チームの総括と今年度の展望を記事にしてきました。
ところが「いよいよ開幕まで一週間!各チームの最新情報まで追っていたらもう時間が足りない!」ということで、ここからは新戦力の評価などは控えめにして、昨年度までの総括に焦点を絞ったものにしていきたいと思います。

というわけで今回は浦和レッズです。
指揮官も代わり戦力も大幅にリニューアルしたので、ある意味では昨年度の総括の意味が薄いチームかもしれません。

とにもかくにもここまでの流れを見てみましょう。

昨シーズン振り返り

近年の流れ

近年の監督別成績です。
リカルド監督の残した数字を見れば「守備はもう充分なので得点を取りに行こう」と考えそうなところですが、スコルジャ監督はさらに守備的で堅いサッカーを志向しました。

これは結論から言えば正しかったと思います。

というのも2023年の浦和レッズにとって最大の敵は過密日程でした。
得点を取りに行くサッカーは少なからず走ることを求められます。もしもハイプレスハイラインの目まぐるしいサッカーを選択していたら昨年度の浦和は夏以降に崩壊していたかもしれません。
(夏場に走ることの困難さはこちらの記事をどうぞ)

“重たかった”浦和


とはいえ浦和のDFラインはリーグ内でも低い部類なので、今年はもう少しラインを上げて行くことになるでしょう。
昨シーズン大幅に得点力を向上させた神戸と札幌は共にタックルラインを2m以上前進させています。
守備でリスクを取ることは得点力不足のシンプルな特効薬(にして劇薬)である証拠です。

FootballLABを参考に独自にデータを加工して作成


もう一つ参考として、昨シーズンの各チームの平均先制時間(被先制時間)も載せておきます。
試合開始から何分くらいで得点(失点)するかという指標です。

浦和はスコアレスドローが計8回とリーグ内でも突出して多く、そのため試合が動く時間の平均は50分と一番遅い数字でした。基本的に前半は点が動かなかったということになります。

ヘグモ監督がいかに浦和を前進させるか
今年の注目ポイントです。

静かなスコルジャ

FootballLABを参考に独自にデータを加工して作成

これは、それぞれの選手がシーズンをまたいでどれだけリーグ戦の出場時間を増減させたかを表にしたものです。
(※基本的に増減が500分以上の選手のみを抜粋)
(※オレンジ色の枠は、シーズン中を含めたその年の新加入選手)
(※紫色の枠は、前シーズン中を含めた退団選手)

リカルド時代の入れ替わりの激しさを見ると、逆にスコルジャ時代の大人しさが気になります。フロントへの要求が控えめだったのか、それとも要求はしたが叶わなかったのか、いつかスコルジャ氏のインタビューを聞いてみたいところです。

あらためて選手の動きを見てみると、興梠に代わるストライカー選びに苦労している印象があります。タイトル獲得のためにはやはり得点力アップが永遠の課題になりそうです。


と、ここまでまとめてきましたが、今年の浦和はこれらの前提をひっくり返すほどの大型補強をやってのけました。
日程も昨年度よりゆるいので間違いなく今年の優勝候補でしょう。
個人的にはソルバッケンよりグスタフソンに注目しています。左サイドバックの薄さは誰もが指摘するところなので、ここもヘグモ監督の手腕に注目です。


以上となります。

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※記事内データ引用元サイト紹介

FootballLABさん

Sofascoreさん
https://www.sofascore.com/tournament/football/japan/j1-league/196



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