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ルーベンス展に二度行った話(上)

2018年10月21日(日)

国立西洋美術館で開催されているルーベンス展に行って来ました。

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ルーベンスのことはよく知りませんでした。東横線の横浜駅に巨大なポスターが貼られていたのを見て、横浜美術館なら、ちょっと散歩に行こうと娘を誘えると思い、調べてみたましたが、開催しているのは東京上野の国立西洋美術館でした。
娘に訊いてみると、行くとの返事だったので、上野へGOです。

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前売りも買ってないので、混んでいたらいやだなと思っていましたが、意外にもチケット売り場の列は短くてすぐに入場できました。
因みに中学生以下は無料です。

アニメ『フランダースの犬』で有名なアントワープ大聖堂の祭壇画は持ち出せないので本物を観ることはできません。
その代わりに、地下の会場手前のホールに大クリーンが設置されていて、4K画像でアントワープ大聖堂の紹介ムービーが繰り返し上映されていています。『キリスト昇架」、『聖母被昇天』、『キリスト降架』を観ることができます。わたしがわかったのはこの3点です。他の祭壇画も映っていたかもしれませんが、不勉強のため認識できていなかった可能性はあります。ムービーの時間は数分間ですので、欲を言えばもう少し絵をじっくりと観たいところです。
将来的に、持ち出しのできない絵画を8K以上の解像度で、原画と同じスケールで常時映し出せるようなことになったら良いのに思いました。

写真はイメージです。

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最初に行ったときに観た絵で、一番印象に残ったのは、『クララ・セレーナ・ルーベンス肖像』です。ヘッダ画像の一番右端の絵です。
ルーベンスの長女の肖像なのですが、これが実に生き生きとした表情なのです。勝手な想像になりますが、この習作(頭部以外の部分は未完成)をルーベンス本人は楽しんで描いたのだろうなと思います。
この娘は12歳で亡くなったとのことです。この絵がルーベンスの手元にあったのだとしたら(未完の絵で、しかも家族の絵を売ると考えにくいですね)どのような思いで見返したのでしょうか。

個々の絵に感心しつつも、この日は、割と駆け足で見て廻ったので何となく未消化な感じでした。
そこで、また行こう、今度はひとりでじっくり見ようという気持ちが日に日に高まります。

2018年10月27日(日)
なぜ蕎麦の写真なのか問われても、あいにく答えはありません。
上野駅の中にあるニ八蕎麦の店で朝食として食べました。かき揚げが大きいです。

《下》に続きます

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