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【避難場所まとめ】Twitterの不具合からのBlueskyへの招待とThreadsの台頭

先日(7月1日深夜~7月2日未明)、Twitterが急遽、閲覧制限をかけてきたことは御存知の方も多いでしょう。
突如、認証アカウントは1日6000件、未認証アカウントは1日600件、新規の未認証アカウントにいたっては1日300件という厳しい呼び出し制限が課せられました。
Twitter側にも何らかの理由はあったのだとは思いますが、日本語で公式なアナウンスがあったわけではなくX社(旧Twitter社)の前CEOイーロン・マスク氏の英語のTwitterでそれっぽい告知があったのみだったので、混乱した方も多かったんじゃないでしょうか?

経緯はどうあれ、Twitter側の事情で大多数のアカウントが1日600件のツイートしか閲覧できない事態に陥ってしまいました。
それから、制限は多少緩和され1日600件から1日1000件になったりしましたが、この程度の数ではあっという間に制限に達してしまうのは目に見えていました。
その後、Twitterは問題なく稼働しているように見えますが、「制限解除しました」という正式なアナウンスはありません(見逃していたらすみません)。

この事態を受けて、MastodonやMisskeyなどの分散型SNSの各インスタンスには大量に人が流入しました。急に重くなったり、新規登録を一時的に制限したサーバも多かったことと思います。
クリエイタ用SNSを名乗る「くるっぷ」も人が一気に流れ込んだらしく、しばらくの間、有料会員のみの閲覧制限となっていました。

年明け以降、Twitterは度々、問題が起こりますよね。

実を言えば、TwitterのAPI呼び出し制限の数日前、6月27日の夜に、僕を含む多くのアカウントが謎のスパム認定を受け、3日間のリツイート・いいね・フォローの制限を受けていました。
一度、いいねをすると3分間いいねができない、リツイートも一回してしまうと3分間できなくなる、というタイプの時間制限です。
2月に多くのアカウントが一斉に喰らった永久凍結ほどではないですが、かなり不便だったことは記憶に新しく、何より「何が基準でそう判定されたのかがまったくわからない」というのが、運営に対する不信感を募らせた原因となったわけです。

そんな中、facebookやInstagramを擁するMata社が7月6日にTwitterの対抗馬的なテキスト系SNSをリリースする、というニュースを発表しました。
狙いすましたようなタイミングに少々、ギョッとしましたが、前々から開発中だったものを、この機会に急遽リリースすることにしたのかも知れません。……とこれは邪推ですね、すみません。

新サービスの名前は「Threads」(スレッズ)。
予告通り7月6日朝8時(JST)にサービスインとなりました。
Instagramのアカウントを使用したテキスト系SNSで仕様的にはかなりTwitterを意識したものになっています。
一応、ActivityPubに対応しているとアナウンスしているので、将来的にはMastodonやMisskeyなどと相互フォローが可能になるかも知れません。
Instagramのアカウントありきのサービスなので、プライベート用インスタなどと別々に運用したい人は注意。既存のアカウントではない別アカウントを新規に立てるのも手です。

オススメ度は今のところは「まあ、おすすめかな?」程度ですが、Instagramがベースになっているので様々な企業の公式アカウントが参入してくる可能性があり情報ツールとしての将来性は高いです。

まあ、何にせよ年明け以降、Twitterの運営が不安定で、先行きが不透明な現在、Twitterに何かあった時のための外部アカウント取得は必須です。
Twitter自体は唯一無二の価値ある「場」ではあると思いますが、現在のような状況が続けば、運営自体が破綻してしまう可能性はゼロではないので、フェイルセーフ的に外部に皆の周知するアカウントを持っていた方がいい、ということは今年2月の一斉永久凍結の際に痛いほど学びました。

つい最近、ちょっと前に話題になったTwitterの元CEOが開発に携わっているという新SNS「Bluesky」(β版)の招待コードもいただき、そういうTwitter以外のSNSのアカウントも増えてきたので、改めてここらで一斉に紹介しておきたいと思います。

Twitterメインアカウント

言わずと知れたメインのアカウントです。いろいろ制限を受けてるせいか、今、noteで直近のツイートを拾うこともできないみたいですね……。

Twitterサブアカウント

Twitterは凍結されてしまうと、中にいる人たちに何のアクションもできなくなってしまいます。その反省を生かして、突然の永久凍結事件後、サブアカウントを作りました。

Mastodon

フェディバース系SNSの中で僕がメインに使っているアカウントで、「マストドン温泉」という個人運営のインスタンス内にあります。2月の大量誤凍結時もここをメインにして呟いておりました。MastodonはActivityPubに対応しているので、Misskeyなどからでもフォロー可能です。この機会に是非。

Misskey

Misskeyは日本発のフェディバース系SNS。2月の大量凍結の際、僕もMisskey.ioというサーバでアカウントを取得しました。通常の「いいね」にとどまらず各サーバ独自の絵文字でリアクションを取ることができる、ローカルタイムラインが非常に活発なSNSです。

くるっぷ

くるっぷはクリエイタ用SNS、とはいうもののTwitterライクなSNSとはちょっと違います。フォローしたりフォローされたりでタイムラインを作ることは可能ですが、拡散のための仕様ではないのでクリエイタ交流用ではないと思います。長文投稿は可能なので使い道はありますが、今後、どのように発展していくのは、ちょっと様子見なところはあります。

タイッツー

7月1日、突如として登場した謎のシンプルSNS、タイッツー。まだ基本的な仕様しか実装されておりませんが、公開したタイミングが良かったのか、順調にユーザ数を伸ばしています。いや、僕は大好きですよ。名前も。

Bluesky

Twitterの元CEOジャック・ドーシーが開発に携わっているということで期待されている分散型SNS。発表があって以降、βテスト続行中ということで招待コードをもらった者だけがテストに参加できる状態です。僕も最近、招待コードをいただいたのですが、発表以降、テスト中なので、Threadsに先を越されてしまいましたね。正式リリースはいつだろう?

Threads

Meta社が急遽発表したSNS。Instagramアカウントで運用するテキスト型のSNS。地盤が確かなお陰で、初日1日で大量のユーザ(500万?)が流入。企業の公式アカウントや著名人も続々参入している模様。Twitterの代替にはならないとは思いますが、新たな文化圏を作ってしまいそうな勢いです。まだ初期バージョン。ActivityPub対応らしいので、ゆくゆくはフェディバース系SNSと相互リンク可能になるかも知れません。

Facebook、Instagram、TikTok、mixi、GRAVITYなどはSNSといってもTwitterとはまた用途が違うのでここでは紹介しませんが、いざというときのために、上記サービスのいずれかのアカウントをフォローしていただけると嬉しいです。
宜しくお願いしますね!

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