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[時計の針は戻らない。]

2021年3月8日 とーちゃんの今日の一言

[時計の針は戻らない。]


出勤の時、よく聞いているポッドキャストがある。かれこれ10年近く聞いているのかなぁ?経営コンサルをやっている人の番組なのだが、とても参考になったり、そんな風に世の中を見ている人たちがいるのかぁ?って感心して聞いていた。その方が書いた本も読んだし、今のとーちゃんの考えに大きな影響を与えてくれていた。ひと月ぐらい空いていて久しぶりに聞いていたのけど、衝撃的な事が。そのコンサルの方先月、心筋梗塞で急逝されていたのだ。車の中で??ってすこし呆然としてしまった。すごく飄々とした語り口、そして知識の幅の広さ、深さ。あまり他に同じような人をとーちゃんは知らない。よく健康管理についても語っていたすごくそういったところにも気を配っていたはずだ。享年62歳だったらしい。

好きな方だったのもあるが、人って突然に死んでしまうことがあるんだって事に、わかってはいたけどびっくりしてしまった。さっきまで声を聞いていたのもあり、次の番組で突然いなくなっていたのも、突然な感じをさらに強調してしまったところもある。とーちゃんは48歳だけど、いつ同じような最後迎えるかはわからない。それは歳を取っているからという要素だけでは計り切れない。ただ悲しい感情だけではなく、少し焦りのような感情もわいてくる。もし、残された時間が少ないとしたら、やり残したことはないのかと。まだまだ、あるんだよね。まだまだ。

時計の針は逆には戻らない。どんな人にも等しく平等だ。1分前の事は元には戻らない。
この世に生まれ落ちたその時から、死へのカウントダウンが始まっているようなものだ、但し、残りの時間すらわからないカウントダウンだ。多く残っている人もいれば、そんなに残っていない人もいるだろう。でもわかりっこない事だしそんな心配をすることも、ナンセンスだろう。
じゃあどう考えたらいいのか? それはシンプルに今を一生懸命に生きる事。それしかない気がしない?明日があるからと思えば、明日へ先送りすることも出てくる。本当は今日のうちにできたことも、ズルズルと先延ばし。思い当たる節は誰しもある。とーちゃんも意思が弱いので、「明日でいっか」にしてしまっていることも多いだろう。
それをできるだけなくす事が必要だ、とーちゃんだけでなく、君達も。一瞬先は誰にもわからない。常に後悔のないようにしておきたいものだ。

とーちゃんの好きな「葉隠れ」武士道の基本。
「武士道と云うは死ぬ事とみつけたり」
とても刹那的に聞こえるかもしれない。でもこの言葉は逆説的に強く生きる事を示す言葉だ。死ぬ覚悟は常に生きるためにする覚悟であるということだと思う。
今を大事しよう。


悲しい訃報。

[経営のヒントプラス] の石原明さん。著書の「営業マンは断ることを覚えなさい」「成功曲線を描こう」「すべてが見えてくる飛躍の法則」などはかなり読み込んだ本の数々。私にとってはかなりの影響をいただいた方です。もちろんお会いしたこともないですが、ポッドキャストはスタートのころから聞かせていただきました。「人称」という考え方は、すごく参考になっています。自分自身を客観視することや、俯瞰したものの見方。主観の強かった私の考えを、見直すきっかけとなった気がします。
いつ飄々とした語り口だが、いつも元気そうで方だったので、本当にびっくりした今回の訃報。もっといろんな話を聞きたかったです、残念。心よりお悔やみ申し上げます。

死ぬ覚悟は強く生きるためにするもの。

突然の訃報に触れて、考えるのは人の寿命はコントロールできないということ。それを憂いても仕方ないが、今現在生きているこの瞬間を精一杯生きることに意識を向けたいと考えます。その時が来たとき、心残りを作らないように、今できることを精一杯。つい先延ばしにしがちな毎日を、一日一日、今日はやり切った。そう思えるように生きていきたい。

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