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手帳のこと


中学生の頃に、引っ越しをしたときに、家族が捨てられないひとたちで、引っ越し先でえらい目にあった。その時から、私は捨てる人でいよう。と心に決める。
とはいえ、お絵描きをする私は、結構たまる。昔はパソコンもなかったし。たまる。でも、しばらくするとこれは暗黒の歴史にしかならぬこともわかる。
人生何が起こるかわからない。いないところで見られたらと思うともう耐えられない。たのむから何も見ずに捨ててくれ。と思うのなら、もう処分しよーっ。と。と、どんどん捨てた。
大学の頃から手帳を使っていたけれど、これもなかなか。なかなかなかさ張りと、眺めているともんもんとする。しかし、捨てるにはちょっと思い出がありすぎる。でも、残してもし、いなくなったとき、見られる云々より、困るのは残されたものだ。自分なら捨てられるけど、他人は捨てずらいかもしれない。なら自分がてきるときにさよならだ。と捨てた。
とはいえ、手帳無しで生きるのはきつい。きついけど、毎日使うものは愛情を持って使いたい。ほぼ日手帳いいな。と思ったけど、でもそんなにみっちり毎日書かないし、私は確実に書かなくなるの分かるし。
悩んだ末、何年ごしでもいいから、見られてもかまわない。むしろ個展のとき置いておくのでご自由にご覧ください、くらいの気持ちのノートを作ろう。と思って決めたのが、RODIAのA6サイズのオレンジのノート。千円超えてる金額に、ヒエ…っ。となったものの、大きさ的にも丁度良いし、よいよい。これにするぞ。と人生で1番高いノートを買った。
大体、ノートは途中までしか描くことなくなったりするから、これもそうならないといいなあ。と思いつつ、
読んだ本のことや、草花とか、気になったこととか、絵を添えながら描く。日記ではなく、描きたいときに描く。調べたことでもいい。なんでも好きなもの書き留めるノート、はみごとにうまく付き合えて、2020年1月から描き始めて、あと数枚。今のペースだと秋の手前くらいには。ペースが落ちれば今年中。もっと落ちれば来年頭くらいかな。の残り枚数になった。すごい。すごいことだ。
このいろいろかき留めてるノートの紙は薄めぺらぺらで(買って開いたときに線があることがわかって、ああ。無地がよかったのだけれど。と思ったけど、結果全く気にならない。)水彩には全く向いてないのだけれど、色をつけるときは水彩で塗っちゃう。紙がなみなみしてるのも、すきすき。となる。このノートでいいのは、留める紐が付いてるから、終わったら留めておけばぎゅっとしてくれる。
そして、ちょっとインク終わりかけのコピックを使ったときのような色合いになるのも好きで、こういうのもいいものだな。と思う。
なみなみしてるノート(学生のときのノート)や本、あと、1年手帳は、どんよりするものだったけれど、なみなみしてても、全く気にならないのがうれしい。

青色が特になくなりかけのコピックみたいな感じになる

スケジュール手帳としては、スマホのアプリにお世話になってめでたしです。

あと、もろもろ捨てまくって、実家には自分のものは大きめダンボール2つ分だけの量に収めました。今住んでるところは、そうはいかないけど、たまに整頓して、なるべくきゅっ。としているつもりです。