見出し画像

選ばれるライターになるためのセルフブランディング

ライターの参入障壁は低い。誰でもなれる。
「書くことが得意だからライターになってみたい」
「子育てや介護で外で働けない。でも、ライターなら在宅でできるからやってみたい」
「副業として始めるのにちょうどいい」
ライターを始めたのは、こんな理由が多いと思う。

わたしもライターになったきっかけは「書くのが好きだから、翻訳以外で書く仕事がしたい」という軽い気持ちからだった。

でも、つくづく思うのは

“ライターになるのは簡単だけれども、ライターでいることは難しい”

ということ。

今回は、これまでの自分を棚卸しして、これからの自分のやりたいことを考えてみた。

ライターになってみて感じたこと

実際にライターになってから実感したことはたくさんある。ざっとこんな感じで挙げてみた。

  • 書くのが「好き」「得意」だけでは仕事はもらえない。

  • クライアントに言われたとおりの記事を仕上げるだけでは「選ばれるライター」になりにくい。

  • 「在宅だからコミュニケーション力は必要ない」という考えは誤解。むしろコミュニケーションが大事。

  • 孤独な仕事と思われがちだが、横のつながりも重要。

  • 直営業して自分のことを知ってもらったほうが依頼される。

  • 思っていた以上に隙間時間に執筆できない。

あれ?思ってたのと違う…

ただ書ければいいわけではない。
わかっていたけれども、選ばれるライターになるために必要な要素はたくさんあるのだ。

SNSでブランディングしていく

私は「ライター」と呼ばれることに、少し抵抗がある。だからといって、ライターを軽く見ているわけではないので、そこはご理解を。
とにかく、汎用性の高い言葉なので、職業を聞かれたときは「ライター」と答えている。
私の立ち位置みたいな話は、こちらのnoteを読んでください。

整理収納アドバイザー1級の資格を取得後に、私は「片付けコラムニスト」と名乗るようになった。

整理収納アドバイザーとコラムニスト、2つの軸を掛け合わせた肩書き。私なりに考えたブランディングの一つだ。

片付けと執筆。どちらもできると一目でわかる。

SNSでは日常を発信していることが多い。だから、何をしている人なの?と思われないためには肩書きが必要だったのだ。「片付けコラムニスト」と名乗ったことで、唯一無二の存在をつくることができた。

ライター界隈では「片付けのプロ」、片付け界隈では「片付けの記事が書ける人」というポジション取りを実現させていこう。そう決めた。

でも、一般的な私の認知度はまだまだ低い。もっともっと情報発信を増やしていくことが、これからの課題だ。

to Cからto Bへ

2023年の大きな変化がもう一つ。

これまではいわゆる主婦系メディアで記名記事を書くことが多かった。
ところが今年は、企業サイトでのコラムやインタビューがほとんどである。

実は、意識的に対企業案件を増やしたのだ。
その理由は以下のとおり。

①企業案件は単価が高い
②読者層が自分の顧客になりえる
③トレンドばかりを追わなくてよい

①は、私のように記事を量産できないタイプが稼ぐには高単価案件のほうがよいから。

②は、収納家具やリフォーム会社などの住宅関連の企業がほとんどなので、記事の読者に整理収納アドバイザーの活動を知ってもらうことで、片付けの仕事に繋がるかもしれないから。

③は、整理収納の大切さをもっと伝えるため。主婦系メディアはYahoo!ニュースやLINEニュースなどに掲載されるようなトレンド記事を書かなくてはならない。そのため、収納グッズや新商品を紹介する記事がどうしても多くなる。でも、片付けにおいて大切なのは収納グッズではない。だからもっと根本的な問題に切り込めることが多い企業案件を増やすようにしたのである。

このようにto Cからto Bにシフトした年でもあった。
記事がきっかけではないが、2024年は企業で整理収納セミナーを開催することも決まっている。

1/25(木)開催のセミナー、よかったら遊びに来てくださいね。

お申し込みはこちら

企業案件を増やしたことで、収入を減らさずに時間を増やせたので、自分のやりたいことをやれるようになったのは大きい。
つまり、ずっと先延ばしにしていた「重要だけれども緊急ではないこと」に手を付けられるようになったのだ。

そして自分の想いを伝えるブログへ

2023年11月末に念願のホームページが完成した。
ライターの仕事は、自分の想いを伝えるのが難しい。たまに好きに書いていいと言ってくださるクライアントもいるが、ごく稀だ。

整理収納アドバイザーとしてのホームページにはブログもつくってもらったので、ここに、片付けについての思いの丈をぶつけたいと思う。
もちろん大前提として、読者にとって有益な内容にするつもりだ。

この1ヶ月、2日に1回はブログを更新している。
仕事よりも執筆スピードが速いのは、書きたいことを書けている、失敗が許される、いつでも修正できる、という気軽さがあるからだろう。

今はブログやnoteを書くのが楽しくて仕方がない。

ブログはいろんな意味で、私の財産。2024年はブログにも注力していきたい。

コラムニストとしての仕事を続けながら、片付けの仕事も翻訳の仕事もブログもやりたいことは全部やる!
うまくバランスを取りながら、自分にとっての「好き」を貫いていく働き方をしていきたい。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?