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№50 祝!50回記念!めでタイ!

2023年11月22日

今日はギョギョっと魚づくしでお届けします。

次男の通う園に、すし作家として有名な岡田大介さんを講師にお招きし、食育イベントを実施しました。大変有名な方ですが、たまたま園のお母さんのネットワークを通じて実現に至るというスペシャルな展開。よくある「なんちゃって食育」ではなく「ガチ食育イベント」を、私もPTA(書記)として裏方サポートしておりました。

当日のプログラムは、執筆された『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』のタイトルどおり、講師の自ら釣り上げてきた魚を見て触る→捌く→試食するもの。「おすし」が作られる過程を通して命の大切さを伝えるストーリーが評判となり、日本絵本賞も受賞した本(親子で実際に読みました!)で事前学習していたこともあり、準備段階からワクワクが止まりませんでした。

当日朝。

ドーン!!!!!

園に鎮座する巨大魚こと「ヒラマサ」。そのサイズ、126㎝26キロ!

なんとなんと、次男とぴったりサイズ笑!

その他にも、「ヒラスズキ」「エソ」「イトヨリダイ」「オアハタ」「イカ」など、見渡す限りおさかな天国です。さかなさかなさかな~♪の世界そのものに、子どもたちも、先生も、保護者も大はしゃぎです。

次男クラスの番になりました。全集中しつつ、キラキラした目で見ています。魚に触れたり、巨大ヒラマサの隣に横になったり笑。説明はちゃんと聞こえているかな?理解しているかな?母としての不安もありますが、運営でもあるので安全管理(子ども達を焼き場から離す仕事)に勤めます。あと新聞社の取材も入ってもらってその対応も……笑。

質問コーナーの時間がやってきました。数名の質問が終わった後、すっと手を挙げた次男。まずそのことにびっくりです。療育で質問のシーンはよくあるけど、そういえば園では初めて見かけるかもな……。

「つったおさかなは ふねのうえでどうしますか?」

離れた場所にいましたが、保護者のうーん、と唸る声が聴こえました。なかなか深い質問をするもんだと思っていたところ、講師の方がこう答えてくれました。

「いい質問だね! 素晴らしい! そうだね、船の上では、お魚をしめるというんだけど……。殺すんだよ。でもこれは、かわいそうなことでも、悪いことでもない。おいしく安全に食べてもらうために、必要なことなんだよ。そうしないと、魚が古くなってしまって、おいしくなくなったり、食べれなくなることもあるんだよ。」

回答もさすがの一言ですが、何より嬉しかったのは……。講師の方が、背をかがめて、次男と目を合わせて話してくださったのです! 次男は、うん!と満足気でした。

帰り際、たくさんの保護者の方から「すごい質問だったね!」「さすがだね!」と声をかけてもらって、嬉しそうな次男。その隙にと新聞記者さんとやりとしていたら「おかあさん!あとひとことはなしておわるっていってたでしょう? なんかいもはなしていますね?」と説教される始末でした、トホホ。

その一方で、母は超嬉しかったぞ。新体験にドキドキしながら踏み込んでいく姿や、みんなと楽しそうに遊ぶ姿。幼稚園に入園した頃、こんな未来は描けていたでしょうか? 信じる、ドーンと構えるって、やっぱり大事ですね。

その数日後、奇跡が起きました。食わず嫌いが多かった次男が「鯖のみぞれ煮」を、初めて口にしたのです! さらに次の日は、お味噌汁に入っていた豆腐をパクリ(これまで一度も食べなかった)。さらにさらに、昨日は最近今一つだった豚汁を食べちゃったんだぜ! しかも白ご飯を全部入れてだぜ?ワイルドだろう? もっというと、母分のハンバーグまで完食してやったぜ!笑

食育って、子どもの可能性って、すギョイですね!

今回で「難聴次男の超逞しい日々」も50回を数えます。いつも読んでくださってありがとうギョザいます♡ これからも日々頑張ります。泳泳魚(エイエイ ウオー)!

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