やるせないという言葉がとてもきれいに思えるほどの、どろりとした質感の澱が溜まっていく。あなたがわたしを知らなくて良かったと思うよ、きみがわたしを知っていてくれてごめん、汚れていたってもう構わない、白い夜、が、侵入して擽る、床下の古びた骨は、いつまでも軋んでいる。

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