雑記20230321

通り過ぎたものとは、しっかりと決別するべきだ、と思った。幻想を回顧するのは、個人の中でおこなう分には構わない。ただ、自らが積み上げたものは、もうそこにはないと見るべきだ。何においても一生勉強で、やってきたことは過ぎ去った瞬間に、もう存在しないものと思い、また次の学びへ向かう。そうしなければ、老害となるんだろう。年を重ねるということは、経験を積むということは、そういうことになりかねない。

踊りにおいては、過程を大事にするようにと学んできた。ただし結果の世界では、もしくは社会生活においては、そうも言っていられないことが、ままあるのはわかる。

わかるのに、あまりにも不慣れだ。

どうしようもない狭間で今日も生きている。それが、生きるということだといい。さっぱりと割り切れない人間が、こうしてここにいても大丈夫なのだと。

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