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「ないものを探すより、あるものを探す」

「ないものを探すより、あるものを探す」

離島の旅では、
普段の生活の中で
便利さに慣れているせいか
不便に感じることが多いです。

離島には、コンビニはないし、
映画館も、コンサートホールもない。
携帯の電波もiモード時代に戻ったようなスピードになることもよくある。

その不便さに、
イライラしたりしてしまう。

でも、こういう不便を経験する度に、
すごく大切なことに気付かされる感覚がある。

それは、
「ないもの探し」をしがちということ。

あれがナイ
これがナイ
あれもナイ
これもナイ

でも、島で育つ子供達を見ていると、
「ないもの探し」よりも、
「あるもの探し」に一生懸命だ。

コンビニはないし、映画館も、
コンサートホールもないけど、大自然がある。
大自然をいかにして楽しむかに全力だ。

不便な状況、不便な環境だからこそ、
無いものに目を向けるのではなく、
あるものに目を向ける。

こうした捉え方は、
「豊かな人生」をおくるうえで
欠かすことのできないチカラとなっていると思う。

便利になることは有り難い事だが、
安易な利便性追求の代償に失われたモノがあるという直感を感じている人は、
ここ最近多くなっているのではないかと思う。

何か特別なイベントがないと幸せになれない。
何か特別な場所に行かないと幸せになれない。
何か特別なことをしないと幸せになれない。

今の時代、
楽しむコンテンツが充実してきたからこそ、
「楽しませて貰うこと(受動的)」に慣れてしまい、
「楽しもうとする(主体的)」チカラが弱ってきているのかも。

便利なものが揃っている世の中のはずが、
実はそれに縛られていた。
そんな側面もあるなぁと感じたりする。

無いもの探しより、
あるものに感謝する。

他の人にはあるのに、
自分にはないものを探すのではなく、
自分にしかないもの、
自分の身近にある物の良さに気付くこと。

たいへんだけど有難い、
自然と共に生きる暮らしから
たくさんの気付きがある。
そんな旅にこれからも出かけようと思う。

Thank you Painushima.

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