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さくらさく

このところうちは桜の枝が満開を迎えている。

オカメ桜
啓翁桜
河津桜
東海桜

昨年6月から、ひたすら走り続けてきた。
父の介護。
母の病。
母の死。
争い。
友の死。

他にも数えれば限りない。

ここにきて、また波がやってきた。

いわゆる「波」である。

どんなに身体が後ろ向きでも、
こころは前を向いていたい。

長年患って、思うこと。

ここでこころを引っ込めたら、
やばい方向にしか行かないことは、
散々経験したんだ。

人は後ろには戻れない。

常に今ここに現前するその瞬間を生きるのみ。

こころを前に。

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