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レターパックで日用品送れ


昔の恋人にもらったアクセサリーやブランド物は、なんやかんやで使いにくくて結果的に手放してしまうのだが、日用品は案外ずっと使っていたりする。

ハンカチとか、タイツとか。
ちょっとした日常使いの何かは、私の生活の中にスッと入り込んで馴染んでいて、何年もしてから「そういえばこれ、あの時もらったんだよなぁ」みたいに記憶の片隅から昔の恋人のことを思い出す。

だからといってなんだと言うわけではないが、
私の送った日用品も、そうやって元恋人達の生活に入り込んで馴染んでいたら、ちょっと面白いし、やっぱり嬉しい。


人と別れるたび「別に、元の自分に戻るだけ」とよく言うが、確実に戻ったりなんかしていなくて、前進しているんだよなぁとわたしは思う。
池に投げた小石の波紋の如く、小さいなりにプラスもマイナスもあって、ずっと1人でいるより確実に成長があるし、何もないよりずっといいことのように私は思う。
人と付き合うことで自分の知らないカルチャーが流れ込んでくるし、視野が広くなるのが結構楽しい。別れても、そうやって教えてもらったものは消えないしね。

だからみんな、レターパックで日用品を送れ。

特別なプレゼントもいいんだけどさ、もっと日用品を送り合った方がいい。

誰かに、影響を与えちゃおうぜ。靴下とか手袋とか、その人のこと思ってプレゼント選んでさ、クリスマスに送りつけてやろうぜ。

送料たった数百円で誰かの思い出になれる。
誰かの人生の一部になれる。
そういうのって、結局送った自分が1番幸せになれる。

エゴだぞと言われても、どうせ靴下とかタイツとかホッカイロとかはあっても腐らないから大丈夫。エゴで暖を取れるなら、それはエゴじゃなくて『暖』です。

さぁ、レターパックで日用品送れ。

このお金で一緒に焼肉行こ〜