先日、みんな大好きキアヌリーブスの、10年ぶりに出来た恋人の写真をたまたまネットで見た。
聖人とかぼっちとか言われてきたキアヌの新しい恋人。10年ぶりの恋人。
どんな人かと思ったら、女優でもモデルでもなく、長年の仕事仲間で、歳も50歳とキアヌより8歳年下のマダムだった。そして彼女の笑った顔がもう見た瞬間に「いい人だなこの人」と思ってしまうような、優しくて明るくて母性があって芯がある女性、という、絵に描いたような聖人だったので、なんだか私まで嬉しくなってしまった。

釣り合っている。実にこの2人は似合っているのだ。笑い合ってる顔もなんか似てるし、よく考えたら、50歳過ぎてからキアヌリーブスと付き合うことってあるんだ、という衝撃が私の中に走る。

ハリウッドセレブの男性は、自分が50になろうと60になろうと、みんな20代のモデルと付き合うのかと思っていたので、同世代の落ち着いた女性を選んだキアヌはやはり別格だ…と思った。（ハリウッドセレブのこと全然知らんけど）

すごいよね、50代の恋愛。何するんだろ、散歩とか…？散歩はみんなするか。なんだろ、全く想像付かない。
日本だったらラクーアとか行くのかな、岩盤浴とか？お花見したり、、鉄板焼き屋とか、、？

わかんなすぎる。
50代の恋愛、なにすんのか教えてほしい。

でも、仮に私があの聖人男性の彼女だったら、家で2人でパン焼いたり、季節のフルーツなど食べたりなどして四季を楽しみ、今まで読んできた本の中で一番面白かったものとか、一番楽しかった映画作品の話などを聞いたりしてみたいかな。

そんなことを考えていてふと思ったけど、
多分、50代で恋愛をしたとして、多分普通の人は思い出話がほとんどになるのでは？？？？

あの時行ったハワイが綺麗だったのとか、あの時食べた焼きそばが美味かったとか。

もう人生の折り返し地点を確実にすぎている2人の恋は、経験がものを言う状態に違いない。だから面白いことを体験して、素敵なものを沢山見て、興味のあることを満喫して生きていないと、50代になって恋愛など出来るわけがないではないじゃん！と、急に気がついてしまった。

まずいぞ、このままだらだらとインターネットをして生きていたら、「あの時Twitterでさ〜」しか話題がなくなってしまう。
恋愛どころか老人ホームに入ったとしてもこのままでは浮いてしまう。

もっと、生きねば。

話は変わるんだけど、周りの人々で彼氏ができたとかいう祝の話を聞くたび、
「どこで遊んでんの？！」
「どんなデートしてんの？！」
と、小学六年生•愛読書はピチレモン⭐︎みたいなテンションでウキウキして質問してしまうんだけど、
どういうわけか全員、群馬の名犬牧場（通称犬のキャバクラ）に行っており、30代のデートはみなとみらいでもTDSでもなく、2人で仲良く犬を愛でるのか、と知り、嫉妬の炎で身を焼き焦がしそうになっている。


は〜〜〜
絶対楽しいやつじゃんかそれ〜〜〜〜〜〜
イッヌは可愛いに決まってんじゃんね〜〜〜〜〜〜

羨ましい〜〜〜
私も気になる人とか好きな人とかと犬のキャバクラ行きたいよぉぉぉぉ〜〜〜〜〜
その美しいもふもふの毛並みを、おさわりさせて欲しいよぉぉ〜〜（狂）

…アラサーにはアラサーの、
アラフォーにはアラフォーの楽しいことが、
きっとあるんだろうな。

それはきっと、刺激的とか奇抜なことじゃなくて、もっと穏やかな、暮らしの中に息づくささやかな喜びでさ、一緒に買い物行くだけで楽しくなったりするような、多分、限りなく友情に近いものなんだろうな。（と、35歳の私は推測している。）

『初恋は、これが最後の恋なのかと思うほど苦しいが、人生最後の恋は、初恋みたいにすべてが楽しい』と、
インターネットの顔も知らない人たちはよく言っているが、
本当なのかな。

そうだったらいいな。

夏になったらカブトムシ取りに行ったり、冬になったら鎌倉作ったりして、子供みたいに遊べるといいな。一緒にご飯作って、土曜の朝は2人でピクニックに行くんだ。そんで日光の下で漫画読んだり、インターネットタイムを楽しんだり、散歩、昼寝、白ワインを交互に楽しみたいし、キルアとクラピカどっちが強いかとか、五条悟と夏油傑、どっちがモテるか、みたいなしょーーーもない話で爆笑してぇ。


そんな「中年の恋」に、私は憧れている。