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【VR手話】聴者から見た手話という表現#1 

いろいろと誤解を生みそうな内容なので、聾者の方も聴者の方も心穏やかに読んでくれると嬉しいな…その上で色んな意見、議論が広がることを願ってる。

注意書き

この記事はVR手話を学び始めて3ヶ月の私が現時点の考えとしてまとめたもだよ。私は聴者で普段の生活で聾者の方と接する機会はないので、基本的にVRChat以外では手話を使っていないよ。またVRChat以外で手話教室などにも通っていないのでその点に注意して読んでね!

ことは しろ より

なんでこの記事を書くの?

私はVRChatでVR手話を習うまで、ほとんど全く手話というものに接する機会がなかった人だよ。基本的に聴者視点になるから聾者の方から見て不快になる部分があったらごめんなさい。

最近「まだ手話(リアルの)習いはじめの聴者の人がYouTubeで手話講師として動画を上げてて、それが間違ってると聾者の方々から指摘があって逆ギレ」みたいな内容を見かけたよ。

この手の話はどんな界隈でもあったりするけど、どれにしてもそれが(今回だと手話)が誰の為に、何のために存在しているのか。使われているのか。をちゃんと考えていないからだと思うのね。

私はVR手話を習い始めて3ヶ月位でまだまだ使える表現も、理解できる表現も少ないけれど、それでもこれまで聾者の方や一緒に手話を勉強するみんなとの交流してきて感じたことを書いていこうと思うよ。

そもそも手話は何のためにあるのか

※配慮がないとか云々は一旦目を瞑って読んでね💦
手話は聾者。つまり耳が聞こえない人や言葉を発声することができない人が身振り手振りなどを使って会話をしたり、感情表現をしたりする1つの会話の手法(コミュニケーション手段)だと思ってるよ。

つまり、大前提として聾者の方から見て理解できる手話表現が根本にあるってこと。だから聴者が手話を学ぶ時には聾者の方が理解できる手話表現を身につけることが必要になるってこと!
それでリアル手話もVR手話もルールとして聾者の手話講師から学ぶことが望ましいとなっているよ(手話サークルに関する指針などより)

手話を学ぶときに聾者の方から教わることで聾者の方がみてもわかる手話を習得することができるってこと!

聾者から手話を学ぶ重要性

なぜかというと、聴者の人は普段発声した言葉で文書を表現したり、感情表現をしているよね。つまり発声によって得られる表現がベースになっていると思うの。
一方の聾者は手話や身振り手振り(リアルでは表情も)の表現がベースになってる(と思う)の。だから両者では根本的にベースが違うから、聴者から教わる手話は聾者が使う手話の本質には及ばないんじゃないかって。(もちろん長年手話を使われている方とか手話を完全に?習得された方は除いてね)

これがどういうとことか私の考えを書くと・・・

1つは言葉の表現の違い

発声の日本語と手話では表現が違う部分が在るということ。その一つの要因に手話で表現できる言葉が少ないっていうのもあるよ。これは手話表現で発声と同じように一語一句伝えようとすると少なくとも学びたての聴者には絶対に無理!!(少なくとも私は無理~~ ><)

一語一句伝えようとすると手話というよりは指文字になるんだけど、指文字を使った表現は伝達速度もそうだし、イメージ的には漢字を使わないで平仮名のみを使った表現に近いから(私の感想)正確に伝えるのが少し難しい思うよ💦

あと、それだけじゃなくて言葉の言い回しとかたぶん長年手話を使って会話をしていて生まれる暗黙知による表現とかがあると思うの(これは想像)

2つ目は発声と手話の表現が違う

例えばおなじ「おはよう!」って発声でも、その日の気分とかで早口になったり、声のトーンが下がったり、上がったり、強くなったりするよね。

同じように手話表現では表現の大きさとか力強さとか速さとか(たぶんもっと色々あるはず)で表現するみたい(これは聾者のフレンドに聞いた話)


つまり聴者これまで発声での表現を無意識にしてきていて、新しく始めた手話表現ではこの部分が圧倒的に表現できないってこと。

それに、基本的に聴者は発声に問題がないから発声を使うことで補完できるのね。特にお互いに聴者通しで会話をしてるとき。最悪声で伝えることができるから。
これは聴者同士の場合発声による会話が前提にあるから、発声によるコミュニケーションを取るときの無意識の前提条件が成立してるってこと。たとえその会話中に発声していないとしてもね。

無意識に発声で会話をしていたらここはこう捉えるよね!という無意識に表現の補間が生じてあたかも手話だけで会話が成立してる気になるけど、たぶん聴者同士で会話している場合はこの補間が思った以上に発生してるるんじゃないかなって思う。

たぶんこれは聾者の方同士の会話でも存在するかも?(私は聴者で長年発声で会話表現してるので今のところわからないけど…違ったからごめんね)

いったんまとめ

ちょっと長くなったので2回に分けることにするね。

ここまでの話は、聴者は手話を学ぶときに聾者に方から学びましょう。
手話は聴者が発生を使って会話をするのと同じように、聾者の方が会話するために使っている普通のコミュニケーション手段の一つだよ。

聾者の方がわからない表現は、聴者が聞き取れない発声を使っているのと同じことだと思って手話を扱えるよう考えること!


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