先日、少々不思議な体験をしました。

ある夜のこと。

最近、日常的に唱えている祝詞と祈りがあるのですが、いつものように唱え終えたところ、猛烈に眠くなり、ついついそのまま横になってしまいました。

すぐに夢とも現ともつかない世界に入っていって、その中で、自分のお腹の辺りからもくもくもく・・・と、煙のような白い霊体のようなものが天井へと立ち昇っていくのを目にしました。

感覚としては、重いものが抜けていくような・・・

自分の中にわだかまっていた古い想念、くすぶっていた感情のようなものがするするする、と抜き去られていくような感じがしました。

それが視覚的にも体感覚的にもあまりにリアルだったもので、はっ！として思わず目が覚めたのですが、時計を見るとほんの数分しか経っていませんでした。（いつもはそのまま深夜まで眠りこけてしまったりするのですが。。）

今のは何だったんだろう・・・と呆然としていると、ふと「エクトプラズム」という言葉が浮かびました。

これは共感していただけるかわからないのですが、こういう時ってたまにありませんか？

古い記憶の中に埋まっていて、忘れていた言葉のはずなのに、あたかも普段からよく使っている言葉のようにぽっと飛び出てくる瞬間というか、言葉のほうから先に出てきて教えてくれる感じというか、、もしかして、誰かが私の耳に囁いたのかしらというような、、、

この時も、心の中で「エクトプラズム」と呟きながらも「何だっけそれ？」と同時に思い、不思議に思って調べてみたのですが、よくは分かりませんでした。笑

霊能者などが「霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの」を指して用いられる。
出典 Wikipedia

この説明だけを読んでも何がなにやら・・・
そしてリンク先の写真のインパクトが強すぎて文章が頭に入ってこない。

わかったのは、ギリシア語でecto（外の）とplasm（物質）という言葉を組み合わせてつくられた造語であるということ。

完全に固定化された物質でもエネルギーのような非物質でもない、「その間のもの」が「外へ」出てくる現象。まさに、先ほどの白いもくもくはそんな感じだったなあ、と思ったのでした。

その後。身体的にも精神的にも、なんだか楽になったかも・・・と感じることがあり、心なしか気持ちが落ち着いているというか、安定していられるようになってきた感じがしています。

今は現実の境界線がゆるんできていて、イメージしたものが物質化する速度もどんどん速くなっているという話をよく耳にします。

こういう体験も、きっとさらに増えていくのでしょうね。

どうせ現実化するならば、本当に自分が望むもの、心弾むものを生み出していきたいですね。もくもくもく。