『汝、星のごとく』2023年本屋大賞作品
皆さんこんにちは!
今日はずっと読みたかった凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を読んだ読書感想文をお送りします📚
SNSで生きづらさを感じる人に読んで欲しい本ということで話題になっていました🙂
私自身いつも何気なくな毎日で、時には追い詰められることもあり、読む機会があればと思いましたが、
たまたま大学の図書館で新しく仕入れた本棚の場所に一際目立つようにこの本が置いてありました。
早速読んでみることに📙☕
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〜私は愛する男のために人生を誤りたい〜
このお話は一言でいうと、傑作でございます!
私は約1週間かけて読破しましたが、1日通しで読んだら涙間違いなしの本です。
舞台は瀬戸内の小さな島。そこで京都から転校してきた主人公で高校生の櫂(かい)が、島の女子高生、暁海(あきみ)とともに、成長していく物語です。
物語前半は、櫂の母親がかなりの自由奔放な性格が目立つ部分があり、今でいう「親ガチャ」を感じさせる描写が沢山ありました(お酒、男、お金…などなど。🥲)
一方、暁海の両親も、父は不倫、母は精神的なダメージで狂っていて、
読んでいるだけでもかなり辛い気持ちになったり、やるせない気持ちになりました。
しかし、中盤に突入すると上京をきっかけに島を出ていく櫂。
母を放っておけず、島に残らなくてはいけない暁海。
2人とも大きな夢を持っているのに、大人に振り回され夢を追えなくなる時があり、前に進みたくても進めないどこか後ろめたい気持ち。
私はたとえこの物語がフィクションであったとしても、好きなことをこうしてやらせてもらっているだけでも、恵まれた環境なのだなと思いました。
どんどん都会に染まっていく櫂と、島で地味で質素な暮らしをする暁海の対称的な2人。
物語終盤に近づくと2人は…と言った感じで
最後は本当に胸が締め付けられるような悲しみと驚きと、世の中って何故こんなにも生きづらいのだろうかと考えるようになったり、
今自分の生きている環境は幸せなのか、それとも不幸なのかと考えさせられる作品でした。
もちろんその他にも凪良ゆうさんの美しい表現の仕方に度肝を抜かれました。
また、この作品は年齢別に話が進んでいくため(高校生から30代まで)かなり見やすく、その時その時の心情がリアルに書かれているため、
共感強く思えるところが多々ありました!
これはたくさんの方々に読んでいただきたい本です📖´-
本日も最後までご覧頂きありがとうございます!
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それではまた👋
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