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2018明治安田生命J3リーグ第19節C大阪U23対ガイナーレ鳥取の展望

7月21日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回のC大阪U23対ガイナーレ鳥取の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

9試合ぶりの勝利を飾ったC大阪、2試合連続無得点の鳥取

前節の結果は対照的だった両チーム。C大阪U23は前節FC東京U23に対して斧澤、瀬古(J初ゴール)、米澤のゴールで3-1と勝利。無失点の勝利とはならなかったが、9節以来9試合ぶりの勝利を飾った。

一方の鳥取は前々節北九州に3-0で敗れたこともあり、守備の意識もして臨んだ富山戦。CKから失点。そこから後半はリズムをつくり攻め立てるもゴールが遠く2試合連続の完封負けを喫した。

C大阪はU23は4/1に記録したFC東京U23戦ぶりのホームでの勝利、そして連勝をして中断期間に入りたい。

一方の鳥取は悪天候で1試合少ない中、今季二度目の3連敗を何としても阻止したい。相性の悪いC大阪が相手だがアウェイで勝ち点1以上を持ちかえりたい。

■順位の振り返り(18節終了時点)
C大阪U23    →5位  6勝 6分5敗 勝ち点24(2節なし)
ガイナーレ鳥取→6位  7勝3分6敗 勝ち点24(15節なし 17節順延※群馬戦)
※J3はチーム数が17チームのため試合数はチームによって異なります。
※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。

過去の対戦戦績:過去の対戦はC大阪が4勝 引き分けが1つ。鳥取はまだ勝ちがありません。
昨年はセレッソの2勝という戦績です。今年2度目の対戦の両チームです。

■昨年の得点者
C大阪のホーム戦→米澤・小林
C大阪のアウェイ戦→山内②点、山根①(J初ゴール)

注目はセットプレー?両サイドの攻防も見ごたえあり

C大阪は前節に沖野が復帰して右のSBに復帰。そして左のWBには魚里が前節は入った。サイドからの攻撃も活性化し、また得意の高い位置からのプレスでチャンスをつくり3-1で勝利。久々の勝利でチーム状態を上向きにした。

鳥取はセットプレーから前半に失点し、なかなかチャンスがつくれないまま後半へ。
しかし後半に相手のボールを奪い、チャンスをつくり始めるとゴールに迫る。しかしGKの好守備にも阻まれ得点には至らず0-1で敗戦。

両チーム後半に暑さもあってかミスから危ないシーンがあった。
そうした上では後半での交代のタイミングや誰がどのポジションで入ってくるかのメッセージは重要になる。

加えて今年の鳥取は若い選手が非常に多い。前節出場メンバーを見ると、フェルナンジーニョと北野以外はほとんどが20代前半のプレーヤー。若いセレッソと共に、将来を担う可能性がある布陣という点も楽しみな1つ。

また、鳥取はなぜか右サイドからのCKに弱い。今シーズンここまで右サイドからのCK起点での失点は5失点。前節の富山戦もだが、前回のC大阪対戦時も右のCKから森下・西本にゴールが生まれた。

C大阪には船木というプレースキッカーがいるので、特に右サイドのCKには注目をしたい。

一方の鳥取はここ2試合は無得点だが、前線のレオナルドとフェルナンジーニョの2人だけで13得点を挙げる等攻撃力は十分にある。

また、昨年はチームトップの11ゴールを挙げた加藤も前線にいるので、自分たちのリズムを作れれば大量得点の可能性も十分にあり得る。

どちらも早いプレスにショートカウンターを得意としている点と、鳥取は3-4-3のフォーメーションでサイドのスペースを使っての攻撃も多い。両サイドの選手たちは暑いコンディションの中走り切ってチャンスをつくれるかも非常に楽しみだ。

今日は19時からヤンマースタジアム長居でKO。セレッソ大阪は中断前の最後の試合を勝利して連勝で休養に入り、また明日同じ場所で行われるトップチームの試合にも弾みをつけたい。

一方の鳥取は3連勝のあと2連敗。ここで連敗を止めて、後半戦弾みをつけて臨みたい一戦。

前回対戦した際も同じ勝ち点、高い順位で対戦した両チーム。今回はどちらに軍配が上がるか楽しみです。


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