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Hirukawa Hills Farm



まだ見ぬ場所に行ってみようとするのは、少しの緊張と大きな期待が心と脳に良さそうです。私が大事にしていきたいことは「行動している人」に会いに行くことです。ものづくりを止めない人、作り続けている人の言葉は、心を突き動かす何かがあるのです。


今回は加納知子さんの畑です。初めての出会いは食べとるマルシェでした。知子さんは有償間伐ボランティア、木こりさんのお手伝いもされているそうです。チェーンソーを扱う力強さもあり、声のトーンや話すスピードからは柔らかさを感じます。そしてなぜか都会的な印象です。


この畑がある蛭川は中津川市。有名な花崗岩の石切り場は特異な風景を作ります。錆の入った御影石は特徴的です。ここは標高が高いので視界が広く、雲海が見えました。行く場所が変われば見える景色が変わるものです。

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加納さんの畑には、杜仲の木がありました。梨の木、柚子の木、種類の違う栗の木も植えてあります。葡萄、キウイフルーツ、柿と様々な果樹があり、知子さんのためにと整地した畑が何か所かあります。ここは知子さんが借りている畑、大家さんとのタッグで作り上げられています。

杜仲の木にやって来た鳥たちに歓迎されます。
「今日は誰が来たの?って鳥たちが見に来るんだよ。」こんな世界があるんです。

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そして、そこにはピザ窯や炭焼き窯もあり、井戸から引く水もあって、キウイフルーツや南瓜の棚もすべて手作りでした。蒟蒻を作るための小さな小屋もあります。全て大家さんの作品です。

田舎に暮らすことで良かったことは、大いなる自然と触れ合えることです。あらがえない自然に触れることです。急に枯れてしまうこともあり、駄目だと思っていたらすくすく育ったりもするそうです。

無農薬野菜の栽培は特にそういう側面が強いのかもしれません。こうあるべきだ、そうに違いないって思わなくなると教えて頂きました。

何だろうと思っていた蔓に棚を作ったら、キウイフルーツだった。実がなったので切ってみたら、ゴールデンキウイだった。

ゴールデンキウイなんてなかった時代の古いキウイの木だったそうです。誰にも説明出来ないことが起こります。それの繰り返しが自然とともに生きる知子さんの力強さと柔らかさです。

その日は雨でした。一月の終わりにもかかわらず朝からの長雨です。例年こんなことはないそうです。この日はゆっくりお話しを聞かせて頂けるための雨だったのかもしれません。

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アーティチョークや、ロマネスコといった珍しい野菜も挑戦する知子さん。植物の幾何学模様に癒されます。まだ根付いてる植物の生命力は陳列されてる商品とは違います。

これからも恵那山麓のものづくり、そして「行動している人」から私は心を突き動かして行きたいと思っています。そして文章で表現することに挑戦していきたいです。



加納知子さん|facebook  

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