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[ヨーロッパ旅行 13]🇮🇹ミラノで過ごす正月

ついに大晦日。年越しはミラノでと決めていたのでジェノヴァから電車で移動。人生初、一人で過ごした元旦になりました。

実はジェノヴァ-ミラノ間の電車でトラブルがあったのですが、その話が思ったより長くなってしまったので別の記事にしました。

ホテルで年越し

年越しの瞬間はメインの広場に行くつもりでしたが、疲れで行く気にならなかったのでホテルに篭って迎えることに。元旦は毎年家族と一緒だったので、一人で迎えるのは今回が初めてでした。寂しさも少しありつつ、「逆に一人で過ごす正月は中々ないかもしれない」と思い年越しの瞬間までは2023年を振り返ったり好きな音楽を聞いたりして自由に楽しみました。

外では数時間前から爆竹の音が鳴っていたのが、0時迎えると大量の花火に変わりました。ベランダに出てみるとあちこちで花火が上がっています。ホテルからも海外の年越しの雰囲気を感じることができました。

チョコorピスタチオ

ホテルの朝食はビュッフェ式でした。ピスタチオのクロワッサンが美味しくてリピート。そういえばイタリアのパンやお菓子って味の選択肢がいつもチョコかピスタチオなんですよね。

美しすぎるアーケード

新年最初に向かったのは、大聖堂がある広場です。そこへ通じる有名なアーケード(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア)がとても美しかった。どこか見覚えがあるなあと思ったのは、東京ディズニーランドのワールドバザールのモデルになっていたからでした。白い彫刻のような壁にアーチの天井から降り注ぐ光、床のタイルやフレスコ画がアーケードとは思えないほど芸術的でした。

Galleria Vittorio Emanuele II

ミラノのデュオーモ広場

アーケードを抜けて現れたのは眩しいほど白く輝くデュオーモ。その大きさと細かい造りに圧倒されてしばらく目が離せませんでした。聖堂というよりはお城のような印象。広場は大勢の人とそれ以上の数の鳩で賑わっていました。

こんな縁起良さげな一枚が撮れるくらい。

天気が良かったこともあり、「ああ正月だな」と感じさせる新鮮な空気に包まれて気持ちもすっかり晴れました。ここまでポジティブな気持ちになるのも珍しく、滅多に聞かないディズニープリンセスのソングメドレーをかけて「一人でも平気よ!」的なメンタルで広場を後にしたのを覚えています。

カメラと散歩

その後は特に目的なく街を散策しました。川沿いは平和な雰囲気で時がゆっくり流れているようでした。

そこで何が釣れるのおじいちゃん

人並みの少ない住宅地を抜けると、赤い煉瓦造りの大きな教会へ辿り着きました。実はここ、あのレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』がある世界遺産なんです。しかしこの日は閉まっていて入場はできませんでした。せっかくミラノに来たら見たかったのですが、しょうがなく外からその中に眠る大傑作を想像だけして通り過ぎました。

Santa Maria delle Grazie

電車もおしゃれ
これは2023年の残骸

ラピュタみたいなお城

大通りを抜けると急に目の前に立ちはだかったのは巨大な城壁。スフォルツェスコ城でした。今まで見てきたどのお城にも当てはまらない色と形の建物に異様なムードを感じます。草原に囲まれた城壁を見てパッと思ったのは、「なんかラピュタみたい。」ディズニーの次はジブリと忙しいのですが、退廃感のある雰囲気がそう感じさせました。全然モデルになったとかではないと思うのですが。

伝わるかなこの雰囲気

壁の中からはこんな感じ。

Castello Sforzesco

お城を抜けると、広い庭園が広がっていました。たくさんのカモが漂っている微笑ましい光景も。

かわいい

入り口には凱旋門がありました。

Arco della Pace

そういえばジブリで思ったのですが、私が小さい頃から何となくヨーロッパの街並みに憧れていた理由はジブリ映画に影響されていたからかもしれません。そう考えると子供の頃に見るものの影響力って計り知れないですね。

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