見出し画像

[ヨーロッパ旅行 12]🇮🇹ジェノヴァのジェノヴェーゼが想像と違った

2023年の大晦日は北イタリアの港町、ジェノヴァで過ごしました。相変わらず天気には恵まれなかったけど、カラフルな街で潮風を浴びてすっきり年越しを迎えられそうです。

フィレンツェからジェノヴァまでは一回乗り換えで4時間弱。この移動中の景色が綺麗だったので少し写真をお見せします。

駅を降り立った街の第一印象は、カラフル。私がイメージするイタリアの色味がそのまま再現されたような街並みでした。

貴族気分を味わえる美術館

例の如く真っ先に向かったのは美術館。とはいっても普通のギャラリーとは違い、建物がめちゃめちゃ豪華。なんせジェノヴァの王宮なんですから。17世紀に建てられたこの宮殿はバロック様式の華麗な内装を残したまま現在は絵画のコレクションを展示する美術館として利用されています。しかし建物が豪華すぎて絵画たちはインテリアの一部と化していました。

Musei Nazionali di Genova - Palazzo Reale

煌びやかという言葉が相応しいこの廊下。ヴェルサイユ宮殿の鏡の間をモデルに造られたそうです。歩くだけで気分は貴族。

屋上に出ると光溢れる港の夜景が見渡せました。

ジェノヴェーゼの穴場店

ジェノヴァに来て一番食べたかったもの、本場のジェノヴェーゼ。私が一番好きなパスタです。事前にGoogle Mapでいくつか高評価の店をチェックしていました。イタリアのレストランは開店時間が遅く、大体19時からです。

まず第一希望の店に行ってみたのですが、人気店らしく開店の15分前でも既に行列ができていました。さすがに土曜日の夜の混雑時に一人で入る勇気はなかったので諦めて次に向かいます。第二希望の店も雰囲気が良さそうだったのですが、店前に着いて年末は閉店していることが発覚。

なんかついてないかも、と思いつつ渋々最後の第三希望へ。狭い路地にあったそこはローカルなファストフード店感満載で、一瞬私の中でジャッジングタイムが入りました。ここ観光客がノコノコ入って大丈夫なとこ?いや、でも信頼のGoogle Mapで星4.5だし、「イタリア一美味しいパスタ」なんてレビューもあるし。何より見た目で判断するのは良くないよね、というセリフで自分の背中を押していざ入店。前置きが長くなりましたが、言いたかったのは穴場を発見できたということです。

Pastificio Artigianale di Canneto

メニューは私が知っているパスタと違いすぎてよく分からなかったので、ジェノヴェーゼらしき緑が乗った写真を指差しました。セットで水 or ワインという極端な選択肢が付いていたのでワインを選択。そして来たのがこちら。

Menu bella genova 直訳すると「美しいジェノバ」?

初めて見る形のパスタに困惑しつつも食べてみると、食感がもちもちで「なにこれ、美味しい!」ってなりました。白い方はカペレッティ。どちらも自家製らしく、ソースとの相性も抜群。紙皿に紙コップだと中々伝わらないかもしれないけど、チープに見えて本格的な味というギャップがすごいパスタでした。見た目で損してるなって思ってしまうぐらい。いや、逆にこのカジュアルさがいいのかしら?とにかくコスパよく美味しいジェノヴェーゼが食べられて、ジェノヴァに来た甲斐があったなと思いました。

食後の散歩、潮風とネオン

港の近くは年末の賑わいを見せていました。潮風が心地よく夜の散歩にはちょうどいい気温。

ガリバルディ通りとコロンブスの家

翌日は中心街を探索。おしゃれな建物が並ぶガリバルディ通りは、ジェノバの世界遺産の一部です。

Palazzo Bianco (白の宮殿)とPalazzo Rosso(赤の宮殿)

フェラーリ広場では大晦日のフェスが開催されてました。この時点でかなり雨が降って来ます。イギリスやドイツではほとんどの人が傘をささないのを見て来たので、イタリア人は傘さすのね!と逆に驚き。傘もカラフルでイタリアらしい。

Piazza De Ferrari

そして大航海時代の有名なコロンブスの家もここにありました。コロンブスといえばスペインのイメージだったけど、ジェノヴァ出身だったんですね。中には小さい部屋が二つ。土砂降りで庭を見るのは断念しました。

Casa di Cristoforo Colombo

ジェノヴァでは港町と年末の雰囲気を楽しめました。次は年越しのためにミラノに向かいます。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?