『Kindle版解体屋ゲン』定価半額によせて

『Kindle版解体屋ゲン』(作画:石井さだよし、原作:星野茂樹)は第26巻より、定価を半額の270円に値下げします。これはこれまで支えてくださった皆様への感謝の気持ちと、長く読み続けて欲しいという私たちの思いです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B076Q3XHYZ/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_2pciAbGSSW5X2

これは決してダンピングや価格破壊ではありません。現在でも、電子書籍の適正価格は議論が別れるところだと思います。個人的には、紙の書籍を購入してくれた方にはかなり安く購入できる仕組みがもっとあっていいと思います。そもそもゲンさんは紙の本が出ていないのですが(笑)。

新しい巻の方が価格が安いというのは、Amazonでも始めての試みだそうです(本当にそうなのか検証した訳ではありません)。今でもUnlimitedなら読み放題ですが、これで手元に残したいと思ってくれる読者の方が一人でも増えたら嬉しいです。

決して綺麗事ばかりではありません。長い巻数物は後ろにゆくほど売れないのは統計データからも明らかですし、それなら半額でも数が売れた方が儲かるのでは、という計算もあります。

ただ、それでも常に第一に考えるのは、どうやったら一人でも多くの読者に届けられるのかです。15年間読者に届けられなかった私たちの思いは、とても計算できるものではありません。これからも『解体屋ゲン』をよろしくお願いします。m(_ _)m

ここでいただいたサポートは、海外向けの漫画を作る制作費に充てさせていただきます。早くみなさんにご報告できるようにがんばります!