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素朴さのなかにある美しさ

伊勢ひとり旅2日目。
(1日目の様子はこちら👇)

いよいよ本命のお伊勢参り!「早朝参りが良いぞ」との情報を得ていたので是非にでもと思っていたけれど、私の米粒ほどの体力では到底叶うことはなく、儚く散って行ったのでした。。疲れてるのに全然寝付けなくて、結局起き上がるのに8時くらいまで布団でうだうだしてた。ほんとひとり旅で良かった。

私も今回「伊勢神宮行くぞー!」ってなって初めて知ったのですが、伊勢神宮は「内宮(ないくう)」「外宮(げくう)」というふたつの神社があるのです。(あれ、これ常識なのかな。。)境内もちょっと離れていて、車で15〜20分くらい。外宮→内宮の順でお参りするのが習わしとのことなので、それに従うことにします。

一歩境内に足を踏み入れた瞬間から、別世界感がすごかった。空気が凛としている感じ。あー、なんと言えばよいのか。この場所が千年以上も前からここに存在しているということ、そして今そこに自分が立って居るということに、計り知れないほどの尊さみたいなものを感じた。

伊勢神宮の建造物は、驚くほどに素朴だった。鳥居も社殿もことごとく無彩色だ。地元広島の厳島神社のイメージが強いのか、神社といえば朱色が目を引く華やかなものだと思っていたので、なんだか新鮮だった。檜だろうか、経年でシルバーグレイになった木肌が美しい。足元に敷き詰められた玉砂利も灰色なので、余計に馴染んで見える。そこに木々の鮮やかな緑だ。もう、とんでもなく美しいなと思った。

素朴なものほど、ごまかしが利かない。素材そのもので勝負するしかないから。だから、素朴で美しいってとんでもないことだと思うんだ。そんなとんでもないものに触れてしまったからか、しばらく心が震えていた。平気な顔して歩きながらも、少し気を抜くと泣いてしまいそうだった。

続いて内宮に参拝したのだけど、外宮で既にお腹いっぱいになるほど感動していたのと、内宮の方は人が結構たくさん居たこともあってあまり覚えていない。。笑
ただ、境内に川が流れていて、そこはすごく気持ちよかった。

少し遅めのお昼ごはんを食べて、おかげ横丁を散策。
この雰囲気、たまらなく好き!

前に金沢に行ったときも、ひがし茶屋街に死ぬほどときめいたので、どうやらこの感じに弱いらしい。古民家と路地。わくわくしない理由がない。。

極めつけがこの「五十鈴川カフェ」ですよ。

川のほとりにある素敵なカフェ。テラス席もあればお座敷みたいな席もあったりで、何度も行ってみたくなります。今回はひとりだったのでリバービューのカウンター席へ。

こんな眺めの良い席で、ゆっくりアイスカフェラテを飲めるなんてしあわせすぎる・・・♡

と思ってふと時計を見ると。

14:45

帰りの新幹線は18時前に名古屋発。伊勢市から名古屋まで2時間弱。

やっっっば!!!!!!!!

というわけで、泣く泣くカフェラテを一気飲みして、最寄りの五十鈴川駅までダッシュしたのでした😭笑

1泊2日でも充実した旅ではあったけど、おかげ横丁が思ってた以上に楽しそうだったので、もっと散策したかったなぁ。いつの日か、また来られますように。

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