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二十五絃箏の力

二十五絃箏。
これまで見たことも聴いたこともあります。

しかし、先日聴いた演奏会で、改めてこの楽器の持つ力を思い知らされました。

風にそよぐ草花、キラキラ輝く小川のせせらぎ、地球を洗い流すほどの激しい雨風、聞こえないはずの雪の降る音、星の瞬き。
時には美しい主旋律、時にはそれに静かに寄り添うハーモニー。
人々の優しく暖かい感情、心の奥底に潜む激情。
この世に存在する森羅万象も、存在しない未知なるものまでも、表現出来る。
そんなすごい楽器なんだと、教えていただきました。

この楽器を作られた野坂操寿先生の素晴らしいところは、
楽器を作っただけでなく、楽器を活かした曲を作っただけでなく、
この先ずっと、この楽器を弾く人々を育てたことだと思います。
そして、育てられた人々が、さらに次の世代にバトンを渡し続けていること。

今年は二十五絃箏ができて30周年とのこと。
来年2月に、野坂先生のお弟子さんたちがイベントを開催されるとのことです。
ぜひ伺って、二十五絃箏の様々な音色を聴いてみたいです。

*箏の波では、演奏会情報をご案内しております。是非、生の演奏を聴いてみてください。
https://gainful-butter-9171.glideapp.io/

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