砂漠の夢を見た。白い砂漠。
生きているものは何もない。暑くもない。ひたすら砂だけが続いている。
砂をすくい上げると、それは届かなかった言葉たちだった。
ぼくは自分の言葉の砂漠に立っている。
ここは己の孤独そのものだ。
静寂が叫んでいる。

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