小取舎

鳥取県にある小さな出版社です。 お問い合わせ:rockcrime.tottori@gm…

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鳥取県にある小さな出版社です。 お問い合わせ:rockcrime.tottori@gmail.com 小取舎のInstagramもあります。

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  • 小取舎 新刊案内

    小取舎の本についてまとめたページです。

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『ヒゲ面の元ママ -お互いの違いを尊重し合える優しい世界の形-』

 小取舎から『ヒゲ面の元ママ - お互いの違いを尊重し合える優しい世界の形 -』を発刊しました。  著者は、鳥取県鳥取市出身の河本直さん。  心は男性、体は女性として生まれ、「普通の」幸せを求め 19 歳で男性と結婚。20 歳の時、男児を授かることで母親も体験し、自身の性に悩み葛藤しながらも、女性の人生を最大限に生き抜きました。その後、41 歳の時に性別変更をし、今度は男性という第二の人生を歩み現在に至ります。  性同一性障害により、性で悩み、葛藤し、「それでも自分の

    • 『闇の中に灯りを 〜臨床教育学への誘い〜』

      『闇の中に灯りを 〜臨床教育学への誘い〜』を発刊いたします。 著者は、初代国連大使官、澤田廉三の生涯を描いた『愛郷 外交官澤田廉三の生涯』の片山長生氏。 鳥取西高等学校、同通信制課程、八頭高等学校、西工業高等学校(現 鳥取湖陵高等学校)、鳥取東高等学校、 岩美高等学校の教員を経て、鳥取県教育研修センター教育相談課課長で定年、さらにその後の 70 歳ま での活動の中で、臨床教育学に基づき、生徒一人一人の生活にまで目を配った 48 年間の軌跡を自伝的 に描いた作品です。 同和教育

      • 4月13日の神戸新聞

        https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/202304/0016239827.shtml 鳥取で生まれた碧川かたは1888年に三木節次郎と結婚、兵庫県龍野町(現在のたつの市)に1895年まで住む。その経緯もあり、たつの市でもかたの研究が行われている。今回の『前進-[決定版]碧川かたの生涯-』でも元たつの市(兵庫県)職員の志水豊章さんが龍野の章を執筆し、今回神戸新聞でも記事が掲載された。 面白いのは記者が当時の神戸新聞、朝日新聞を調べたとこ

        • 『前進 -[決定版]碧川かたの生涯-』発刊記念講演会

          明治のはじめに鳥取に生まれた碧川かたは、女性の「権利」と「平等」を訴えました。 碧川かた研究会では、この度5年間の研究成果をまとめた書籍を刊行しました。この本では研究をすすめる上でかたの生涯を明らかにすることができたため、[決定版]と銘打ちました。この発刊を記念し、講演会を開催します。 多くのご参加をお待ちしております。 事前申込は不要です。 研究会の経過:会長 四井幸子 執筆の苦労他:研究会特別顧問 内田克彦 出版の意義:たつの史談会会長 志水豊章 【鳥取県東部】

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        『ヒゲ面の元ママ -お互いの違いを尊重し合える優しい世界の形-』

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        • 小取舎 新刊案内
          8本

        記事

          「橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』読書会開催

          小取舎の本の読書会を開催。 2023年3月28日(火)14:50〜16:20 場所は公立鳥取環境大学 岩田直樹研究室(5F4505室) この本を作るきっかけとなった定有堂書店の奈良さんの企画「読む会」の特別回です。司会は「読書室」主宰で、梅田の蔦屋書店の立ち上げから参加されていた三砂慶明さん。 定員が8名と少なめですがご興味ある方はご連絡ください。 rockcrime.tottori@gmail.com

          「橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』読書会開催

          『前進 [決定版]碧川かたの生涯』

          鳥取で生まれ、明治・大正・昭和の時代を前に進んで強く生きた 碧川(みどりかわ)かたの生涯 碧川かたは、明治のはじめに鳥取で生まれた一人の女性です。養父母の勧める結婚。時代の家父長制度には逆らえず、子どもを残しての離縁、その胸を裂かれる辛い思いをバネにして自立の道を進みます。当時の職業婦人として看護婦を選びます。再婚相手の新聞記者碧川企救男(きくお)と新しい自分たちの家庭を築き、大切な子供たちを守ります。 最初の結婚での長男(三木露風)は、母への思いを歌に残します。 われ七

          『前進 [決定版]碧川かたの生涯』

          『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』

          『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈─生活世界における公共性と倫理─』が小取舎から発刊いたしました。 著者は公立鳥取環境大学人間形成教育センター特任教授である岩田直樹氏。 岩田氏が1990年代から2000年代半ばにかけて書き継いだ四つの論考と四つのコラムをもとに構成しています。 鳥取出身である生理学者・医学者である橋田邦彦の思想、人間の尊厳や自由の重要性を訴えたドイツからアメリカに亡命した政治哲学者アーレント、そしてドイツの哲学者フッサールが提唱した、人間が経験する現実を

          『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』

          まんが王国とっとり

          コナンが盛り上がっています。 最新劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が公開になり、金曜ロードショーでも二週連続コナン映画でした。 あれ?今回は花嫁って何て読むんだろう?と思いましたが、まんま「はなよめ」でした。 どうも鳥取の出版社小取舎です。 前回の記事で、小取舎の本が渋谷で売られるということを書きましたが、お話をいただいた本屋しゃんより会場には初日から多くのコナンファンがSNSなどで知って来場し賑わっているとのご報告がありました。 会場はどんな感じなのかなー、小取舎

          まんが王国とっとり

          小取舎の本が渋谷で買えます

          本日4月15日より東京渋谷で小取舎の本『芸術と文化 鳥取2021』、及び新刊『街を見る方法』が発売されます。 4月15日から5月20日まで名探偵コナン劇場版新作公開応援企画として「まんが王国とっとり with shibuya-san」というイベントが渋谷フクラス1F観光案内所兼アートセンター「shibuya-san」で開催されます。 鳥取県まんが王国官房、鳥取県北栄町の協力のもと「青山剛昌ふるさと館」の紹介や鳥取県の観光スポットの紹介、また青山剛昌先生が生まれ育った「鳥取

          小取舎の本が渋谷で買えます

          『街を見る方法』

          伝説のタウン誌『スペース』から時代を読み解く! 1970 年代後半から 90 年代まで刊行された鳥取のタウン誌、通称『スペース』。 当時の熱き者たちが集った誌面を分析。 あの時代、鳥取で何が起こっていたのか。 『街を見る方法 -『まちの本 スペース』とその時代-』が発売開始いたしました。 1978年に刊行し、20年間、鳥取の様々な情報を扱ったタウン誌『スペース』。 肩書きのあるなしに関わらず、多くの執筆者が携わったこの伝説のタウン誌を、鳥取大学の小笠原拓教授、岡村知子准教

          『街を見る方法』

          組み -空間のなぞ-

          本を読まないで本を見るということをする。 小取舎創立から一年ちょっと。もちろん本の組みもするわけですが、皆さん本って見てますか?読んでいるのではなく。例えば皆さんの家に書籍が一冊もないってことはないと思いますが、ちょっと手にとってパラパラとめくってみてください。文字がつらつらと書かれていますね。そのページの上と下(天と地)に隙間がありますよね。どちらか一方が同じバランスではなく空いていませんか?これ、なんでしょう。 ページ数(ノンブル)や章タイトルが入っているから空いてい

          組み -空間のなぞ-

          『鳥取力のかたち 2030』

          本日2022年1月25日に地域デザイン研究所の吉田幹男著『鳥取力のかたち 2030 県民が拓く2030年の鳥取力』が刊行いたしました。 吉田氏と初めてお会いしたのが昨年の10月。地域デザイン研究所を1972年に設立し(地域デザインというワードをその頃から使用していた!)、鳥取の数々の地域研究をしてきた吉田氏なので、その成果をまとめるのは容易ではないかと本人も私も思っていた。 しかし、昨今のめまぐるしく変化する情勢やそこから派生する地域の課題、市政・県政の方向性、そしてコロ

          『鳥取力のかたち 2030』

          絵本『まっかないちご』

          今年の2月、鳥取県立図書館で小取舎の講演会をした際に来てくださった方からの紹介で、絵本が作りたい方がいるというお話をいただいた。絵が上手というわけではないけどということをお聞きしていたが、本人とお会いして、実際絵を見せてもらったら落書きに近い絵だった。女子がA4の普通紙を折ったり切ったりして冊子化した紙にはいちごがキャラクターとして描かれていて、テーマもわからず困惑した。とりあえず絵本も作ったことないけど話を聞いてみよう。 彼女は保育士で、ご自身でも母子・女性限定のリンパケ

          絵本『まっかないちご』

          鳥取で本を作る その一

          「小取舎っていうひとり出版社を昨年立ち上げまして」と名刺を渡すときに言ってしまう。が、特に疑問もなく「へぇーそうなんですね」という返答が返ってくる。 「あぁ、一人でやってるんだな、出版社を」とくらいにしか思われていないかもしれない。 そもそもひとり出版社って何なのでしょうか。いや、まず出版社の事から説明しなければならないかもしれない。小取舎の説明はその後からだ。 「出版社は本を作るところでしょ?」 概ね合っている。 書籍や雑誌などを発行する会社。 つまり本や雑誌を出

          鳥取で本を作る その一

          新聞に載る

          メディア側の私は自分が媒体に載るのが苦手です。 カメラの後ろ側から見ている側だった私が、いざ取材の対象となるとまるで落ち着かない。 小取舎を始めた昨年から、テレビ、ラジオ、新聞と様々なメディアで取り上げていただきました。 そして今回も、鳥取県で80%のシェアを誇る日本海新聞に『芸術と文化 鳥取2021』の記事が掲載されました(2021年4月20日付)。まさかの一面に大きく掲載していただき、「どこに掲載されているかなぁ」と新聞を手に取った瞬間笑ってしまいました。 親戚や

          新聞に載る

          『芸術と文化 鳥取2021』発刊

          『芸術と文化 鳥取2021』 小取舎 編著=きりとりめでる、紺野優希、筒井宏樹 価格1,100円(本体1,000円+税) 148頁/A5/並製本/ISBN=978-4-908256-35-6 発行日:2021年3月31日 定有堂書店、汽水空港で販売中。amazon、随時販売書店拡大中 現在の視点から鳥取の文化を考える一冊 方法論としての「鳥取」。本書は、行政区画や共同体というよりも、地理的条件や歴史的文脈に注目して「鳥取」を捉えていきます。美術や文化を新たな視点から調査し、

          『芸術と文化 鳥取2021』発刊