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不思議なポッケに入りこむ  序


初対面の抽象的なアート
理解不能な感覚とからくり
わたしの目はそれらよりも
異次元の秘密を
共にすることから始まった

奇妙な力を感じて
日常に暮らす姿を想像し
同時に夢物語と知りながら
無遠慮に歩み寄れた喜び
君の世界に触れられて


゜゜゜゜゜


夕方、幼い匂いをさせて
聞かせて、聞かせてと
こゝろをみせる子。
呼吸音がやや早まり
育っているなと感じる瞬間。
わが子のうぶな世界が
開いて広がってゆく。
楽しんで、夢見て、そして
あなたとおしゃべりする。

「未来のことはわからない」
それがわたしの答えだけれど
「それでじゅうぶんです」と
あなたは語ってくれた。


さびしい時はそばにいてほしいよね。


ドラえもんっ。

  

こどもの日に寄せて―



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