少し前まで　「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉が　世の中に氾濫していましたよね
でも　最近その言葉を　とんと聞かなくなったと思いませんか？

価値観が多様化したからそうなった訳ではなさそうです

たぶんですけど
この国全体が経済力の面において「大負け」の状態が続き
その国の人々は遍く「負け組」になってしまったので
その言葉は消えていったのだと思います

そもそもですけど　人間の生き方には　勝ちも負けもありません

勝ちと言っているのは　一過性の金を持っているというような意味らしいですけど
その金を得るために　とても大事な事や物を犠牲にしたはずです
だから　その人々は金は有っても心の中には虚しさしかないはずです
極論すれば　大事な事や物を失ったという意味において
勝ち組と言われた人々は　本当は負け組なのです

私は　金や物質より　心の豊かさや充実感に価値があると思っています
勝ちは　別の方向から見れば負けであり
負けは　ポジティブな思考をすれば勝ちになるのです

勝ち負けという言葉は　あまり使いたくない言葉なのですが
生きている　今日がある　明日があるということだけで
また　普遍的な価値観において
私たちは皆　本当は勝ち組なのです