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「アダムとアダム」企画書

キャッチコピー
憧れの美少女と人類最後の生き残りに。
しかし、衝撃の告白が! 僕、男なんです!

あらすじ
新社会人の青年、伊武開【イブ・カイ】には最近気になる人がいる。
それは同じ電車に乗る美少女、凛洲ベル【リリス・ベル】。
とはいえ接点は無くカイにとっては遠目から憧れるだけの縁の無い存在だ。そんな二人が突如として人類最後の生き残りになってしまう。
世界崩壊、人類滅亡、未知のスペースコロニーに保護された二人に言い渡されたのは人類再建。憧れの少女と世界でたった二人きりのアダムとイヴに⁈ しかしベルには秘密があり…… 
ポストアポカリプス×オーバーテクノロジー×男の娘で贈る
ハートフル(ラブ?)コメディ。

第1話ストーリー
導入
「あなたたちは人類最後の一組に選ばれました。これから子を成し、家庭を築き、いずれは都市を建て、文明を復興し、人類を再建してもらいます」
アナウンスが響く機械的な一室で向かい合う男女。一人はスーツ姿の青年、もう一人はセーラー服の少女。お互い顔を赤らめ目を合わせられない。
「無理です……」
ポツリと呟く少女。
「僕、男なんです!」 
本編
電車に乗って通勤するスーツ姿の青年、伊武開【イブ・カイ】。彼が横目に見る先にはセーラー服の少女、凛洲ベル【リリス・ベル】。
(やっぱ、可愛いなあの子)
しかし、どこか様子がおかしい少女。少女が痴漢されていることに気付き、意を決して助けに行くカイ。
痴漢に詰め寄るも青ざめて窓を見ている、カイも窓に目をやると巨大な隕石が落下していた。
「なんだよ……どうなってるんだよ!」
場面ホワイトアウト。機械的な部屋で気を失っていたカイが目覚める。
「だ、大丈夫ですか?」
目を開くとあの少女が心配そうにカイの顔を覗き込んでいる。
「うわぁぁ⁈ あの可愛い子!」
咄嗟に声に出してしまったカイ、それにびっくりする少女。気まずくなり、もじもじする二人。
「保護対象メイルの覚醒を確認。これより人類再建を開始します」
とアナウンスが響く。
人工知能H・E・B・I【HUMAN・EXPANSION・BREED・INSPECTION】により人類が滅亡したこと。ここは人類再生機構エデンと呼ばれるスペースコロニーであること。エデンの目的は人類再建。
二人はそれを成すためのたった二人の生き残りであることを告げられる。
混乱する二人に計画の第一段階として子を成すことを強要するH・E・B・I。すると少女は計画を拒絶し、
「僕、男なんです!」
と告白し部屋から走り去ってしまう。
唖然とするカイ。しかしトラブルが発生し宇宙空間に放り出されそうになる少女改め少年。カイの尽力により少年は助かるものの未だに気まずい二人。そこで友達から始めようと提案し改めて自己紹介。
「さっきも……あの時も……、助けてくれて、ありがとうございます。……お兄さん」
ベルの笑顔にドキッとしたカイは照れながら心の中でつぶやく。
(やっぱ、可愛いなこの子)

第2話以降ストーリー
いきなり頓挫してしまった人類再建。しかし、エデンは人類の叡智を遥かに凌駕したオーバーテクノロジーを有しており、そこに一縷の望みを賭けコロニー内を探索していくことになる二人。
内気な性格で、守ってあげたくなるオーラ全開。小動物的な可愛さを持つベルと、憧れのあの子と二人っきり! けど実は男。だけどやっぱり可愛い! とドギマギしっぱなしのカイ。
そんな二人の珍道中は一筋縄ではいかずトラブルの連続。用途不明の機械に悪戦苦闘、故障し暴走する警備ロボット、自給自足の為に未知のコロニー内を開拓、果ては地球外生命体との遭遇? 
時に孤独に苛まれ、時にすれ違い、その度に手を取り合って乗り越え徐々に絆を育んでいくカイとベル。
やがて二人は人類再生機構エデンの正体と、人類滅亡の裏に隠された真実を知る。ついでにカイは男の娘の素晴らしさを知る。 
ヒロイン力MAXの男の娘と織り成す二人ぼっちのコロニーライフで人類再建を目指す物語。

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