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バッド・ジーニアス 危険な天才たち

タイの法律がどうなっているのかは知らないが、おそらく違法なのだろう。
タイの映画は、公開されてから一ヶ月も経てば、ネットで無料で観ることが出来てしまうのだ。
日本では今年の9月に公開予定の『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』も、簡単にネットで観ることができる。もちろん字幕はない。それと、10分おきに広告が入る煩わしさに耐えなければいけないが。
俺はタイ語のリスニングが苦手なので、観ていてもセリフを聞き取れない箇所がたくさんあったが、要は天才高校生のリンが、テストのカンニングでお金をもうける話だ。
作品の終盤、オーストラリアとタイの3時間の時差を利用して、大規模なカンニング作戦を決行するのだが、そんな話を、俺は日本での劇場公開とネットへのアップロードという時差の最中で、まるでカンニングをするかのように観ていた。
たしかノーモア映画泥棒は、違法にアップロードされた映像をダウンロードしたら犯罪と言っていたような気がする。
この映像が違法にアップロードされたものなのかはわからないし、ダウンロードもしていないのだが、オーストラリアで作戦を実行中のリンのように、びくびくしながらの鑑賞だった。

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