抗菌薬太郎

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抗菌薬太郎は抗菌薬治療を勉強している一薬剤師です。 noteではオリジナルの薬学コンテンツを作成、販売しております。 ※個人情報保護を厳守し、架空事例を使用しています。 ※投稿内容は一個人の意見であり、不利益等については一切の責任を負いません。

最近の記事

デ・エスカレーションを提案した症例②

今回はEnterococcus faecalisによる細菌性髄膜炎への対応についてまとめた症例です。細菌性髄膜炎は起因菌により適切な抗菌薬を選択が重要です。治療開始時は広域抗菌薬を投与し、起因菌が判明した場合は適切な抗菌薬にデ・エスカレーションを行いましょう。髄膜炎では稀に腸球菌による感染であることがあります。その際に適切な抗菌薬を提案できることが必要です。Enterococcus faecalisに対してはアンピシリンが有効です。そのため、抗菌薬選択の理由を含めて症例報告を

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    • デ・エスカレーションを提案した症例①

      今回はEnterococcus faecalisによる尿路感染による菌血症への対応についてまとめた症例です。尿路感染症の多くは大腸菌によるものです。しかし、稀に腸球菌による感染であることがあります。その際に適切な抗菌薬を提案できることが必要です。Enterococcus faecalisに対してはアンピシリンが有効です。そのため、抗菌薬選択の理由を含めて症例報告を作成しましょう。 症例の記載例を有料公開いたします。 購入前に必ず、下記の記事の注意事項をご確認ください。 ht

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      • Candida albicansによる敗血症治療における介入事例

        今回はCandida albicansによる菌血症への対応についてまとめた症例です。Candida属への対応はalbicansか非albicansかで治療方法は大きく異なります。また、その治療期間や合併症の確認が必要です。Candida属の菌血症に遭遇したら、必ず介入しておきたい内容です。また、F-FLCZはCandida albicansに対する第一選択薬です。初回投与での負荷投与も必要になるので投与期間の設定を合わせて症例報告を作成しましょう。 症例の記載例を有料公開いた

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        • 2022年TDMガイドライン対応:ゲンタマイシンのTDM症例1

          今回はゲンタマイシンのTDMに関する症例の記載例を紹介します。TDMの症例は10症例のうち3症例しか記載することができません。その中でもゲンタマイシンは比較的介入しやすく症例を経験していれば必ず押さえておきたい内容です。 ゲンタカイシンは主にグラム陽性球菌を治療のシナジーを狙って使用する機会がおおいと思います。その場合の目的は主に安全性の担保です。採血のタイミングや目標トラフ値に注意して症例報告を作成しましょう。 症例の記載例を有料公開いたします。 購入前に必ず、下記の記事の

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        デ・エスカレーションを提案した症例②

          2022年TDMガイドライン対応:バンコマイシンのTDM症例1

          今回はバンコマイシンのTDMに関する症例の記載例を紹介します。TDMの症例は10症例のうち3症例しか記載することができません。その中でもバンコマイシンは介入しやすく症例報告にしやすいので必ず押さえておきたい内容です。 バンコマイシンのTDMは病棟でも出会う機会が多いと思います。特に最近TDMのガイドラインが変更され、トラフ値のみ(ピーク値を含む)からAUC/MICでの評価に変更されました。この点に注意して症例報告を作成しましょう。 症例の記載例を有料公開いたします。 購入前に

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          βラクタム系アレルギーに対して適切な周術期の予防抗菌薬を提案した症例

          今回はβラクタム系アレルギーへの対応に関する症例の記載例を紹介します。βラクタム系抗菌薬は多くの感染症の第一選択に使用されています。しかし、βラクタム系抗菌薬に対してアレルギー歴のある患者さんがいるためその対応が必要です。今回はそのような患者さんへの対応を示した症例になります。 βラクタム系抗菌薬のアレルギーについては疑いも含めると出会う機会は多いと思います。そのため、疑いを持った患者さんでは適切な対応が推奨されています。この提案内容を症例にまとめた内容でも一症例として認めら

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          Clostridioides difficile 腸炎に対するメトロニダゾールを経口投与した症例

          今回はClostridioides difficile 腸炎(CD腸炎)に関する症例の記載例を紹介します。Clostridioides difficile 腸炎に対しては、初回の非重症例であればメトロニダゾールが適応になる。 軽症例に対してもメトロニダゾールではなくバンコマイシンが使用される症例があるため、医薬品の適正使用の観点のためか、この提案内容を症例にまとめた内容でも一症例として認められます。 症例の記載例を有料公開いたします。 購入前に必ず、下記の記事の注意事項をご確

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          レボフロキサシンの腎機能低下患者に対する症例

          今回はレボフロキサシンに関する症例の記載例を紹介します。レボフロキサシンはキノロン系の抗菌薬であり点滴、内服の剤型があることから入院以外に外来でも広く処方されている抗菌薬です。 レボフロキサシンは腎排泄型の抗菌薬です。そのため、腎機能が低下した患者さんでは減量しての投与が添付文書上でも推奨されています。この提案内容を症例にまとめた内容でも一症例として認められます。 症例の記載例を有料公開いたします。 購入前に必ず、下記の記事の注意事項をご確認ください。 以下より症例報告の記

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          レボフロキサシンの腎機能低下患者に対する症例

          レボフロキサシンと酸化マグネシウムの併用回避症例

          今回はレボフロキサシンに関する症例の記載例を紹介します。レボフロキサシンはキノロン系の抗菌薬であり点滴、内服の剤型があることから入院以外に外来でも広く処方されている抗菌薬です。 レボフロキサシンの特徴の一つに金属イオンとキレート形成し、消化管吸収が低下(約80%)することが挙げられます。そのため、内服のタイミングを2時間以上開ける必要があります。この提案内容を症例にまとめた内容でも一症例として認められます。 今回は、「レボフロキサシンと酸化マグネシウムの併用回避症例」の記

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          抗菌化学療法認定薬剤師の症例報告の記載例販売に関して

          【はじめに】 抗菌化学療法認定薬剤師の認定を取得するためには15症例の症例報告の作成が必要になります。しかし、「どのように作成すれば良いかわからない」「この症例や介入内容で問題ないのか心配」「自分の周囲に症例報告を確認してもらえる経験者がいない」などの悩みを抱える方は多いと思います。 私(抗菌薬太郎)は抗菌化学療法認定薬剤師を取得した経験があり(更新は未実施)、これまでに同認定を取得する後進の症例報告を指導した経験があります。 私の運営するnoteでは、これから抗菌化学療法認

          抗菌化学療法認定薬剤師の症例報告の記載例販売に関して