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高校教科書を捨てるその前に

こんにちは。高校5年生です。

そろそろ新学期が始まりますね。晴れて大学1年生となられた方々、おめでとうございます。高校を卒業して現役合格された方、何度もチャレンジしてやっと目標を達成した方、1度社会人になったけれど再び学ぶために大学に入った方、一口に大学1年生といっても色んな背景を持つ方がいらっしゃいます。今回はその中でも特に、高校を卒業したての方に向けて、ためになるかもしれないアドバイスを1つ。

ズバリ、一言で申し上げます。
「高校で使った教材、捨てる前にチェック!!」

はい、これです。卒業したら即不要になると思われる高校の教科書、テキスト、単語帳、問題集などなどですが、実は大学生になっても使えるものがたくさんあるのです。私は知らずに処分してしまったので、ちょっぴり「もったいないことしたかも」と残念でした。「また買い直すから大丈夫!」という方は処分してOKなのですが、私のように「使えるものは残しておきたい」という方はぜひ参考にしてみてくださいませ。

残した方が良いもの1つ目は、英単語帳です。
「え?もう受験終わったよ?」というあなた。申し上げにくいことですが、高校を卒業しても英語の勉強は続きます。例えば多くの大学では1、2年生で英語の授業が必修科目に指定されておりますし、就職活動をする方であればほとんどがTOEICを1度は受検するのではないでしょうか。さらに就職活動において受ける試験には、英語が含まれているテストもあります。これは大学1年のときにTOEICで600点台を取得し、「これでとりあえず履歴書のTOEICスコア欄が書けるから、英語とはおさらばだ!」とうきうきしていた私への忠告です。早めにTOEICを受けておくのは良いことでしたが、だからといってもう卒業まで英語をしなくて良いわけではなかったのです。
私は処分してしまった後で、英単語帳を残しておきたかったなと気づいたので、まだ捨てていない皆さんはとりあえず本棚に立てかけておきましょう。

残した方が良いもの2つ目は、文法書や英熟語が載っている教材です。名前が分からないのでぼかしましたが、高校で英語を学ばれていた皆さんなら察しがつくと思います。
どちらかというと英単語帳よりこちらの方が残しておくべきでした。なぜなら、英単語帳は大学受験用とTOEIC用で(それほど難易度は変わらないけれども)内容が違います。出題頻度順に並んでいるものだと、載っている単語が微妙に違います。そのため、万が一処分してしまっていても、新しくTOEIC用を買うので「捨てちゃってもったいなかった……」という罪悪感は少ないです。
一方、文法書などは書店に行ってみても、大学受験で使っていたものとあまり変わらない本が置かれております。私が書店に行ったときは、大学生が英語を学ぶときに買う本のコーナーに、私が大学受験で使っていた高校指定のテキストが置かれておりました。「捨てちゃったけど、あれ大学生になっても使えるんだ!」と気づいたのはこのときです。ショックですよね。
就職活動における英語の試験では英熟語も問われるので、あった方が良かったものナンバーワンです(私調べ)。

残した方が良いもの3つ目は、地図帳です。
「地図記号や地名なんてころころ変わるんだから、新しいの買うよ」という方は捨てても問題ないと思います。ただ、私のようにもったいない精神がはたらく方は残しておくと便利です。テレビを観ているとき、「あれ、ここって何県だっけ?」となったとき、スマホで調べても良いですが、さっと近くに置いた地図帳を広げてみてください。調べたかったものはもちろん、それ以外の情報も手に入ります。勉強関係なく、ぼーっと眺めているだけでも地図って面白いんですよね。こんな使い方して良いのか分かりませんが、暇つぶしにも最適です。
ちなみに地理学の授業を履修すると、「高校で使っていた地図帳がある方は持って来てください」とアナウンスされる場合があります。履修予定の方はお気をつけくださいませ。

残した方が良いもの4つ目は、歴史の教科書です。日本史でも世界史でも構いません。大学で日本史や世界史、宗教学などの授業を履修するとき、レポート作成するときなどに役立ちます。そのためだけにわざわざ買おうとは思わないので、取っておいた人だけの特権ですね。使い慣れた教科書だからこそ、見たい箇所をすぐ確認することができて便利です。

これが最後です。残した方が良いもの5つ目は、家庭科の教科書です。
「え?高校の家庭科なんか1年生で終わったじゃん?」という方にこそ、取っておいて欲しい教科書です。ボタンをつける方法からちょっとしたお料理のレシピ、クーリングオフのやり方など暮らしに必須の情報が彩りよくつまっている本。これが家庭科の教科書です。知っていると思っても忘れちゃうことばかり載っております。いちいちネットで調べるより、家庭科の教科書を開いた方が早い場合もあります。

今、ぱっと思い当たるのはこの5つですが、大学で学ぶ内容によってはまた他の教材も取っておくと便利なものがあるかもしれません。ここまでで言いたかったのは、教材は処分しても構いませんが、使えるものがないかチェックした後で処分することをおすすめしますよ、ということだけです。高校の教材を処分しようとしていた方に届いたら嬉しいです。

以上、「高校教科書を捨てるその前に」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。

次の投稿でお会いしましょう!